呼吸、嗅ぐ音、白トリュフを掘り出す瞬間 トリュフ犬にカメラを付けて撮影した貴重映像
2022年1月27日 15:00

「君の名前で僕を呼んで」のルカ・グァダニーノ監督が製作総指揮を務め、北イタリアの森で白トリュフを採取する老人たちをとらえた「白いトリュフの宿る森」の本編映像の一部(https://youtu.be/WzsouTa5vy0)が披露された。トリュフハンターにとって重要な存在である犬の視点で森を駆け巡り、白トリュフを狩る瞬間を収めている。
世界で最も希少で高価な食材「アルバ産の白トリュフ」。その名産地である北イタリア、ピエモンテ州で、写真家のマイケル・ドウェックは、夜になると森に白トリュフを探しに出てくる、まるで妖精のようなおじいさんたちがいる……というささやかな言い伝えを耳にしたことから、本作の映画製作は始まった。

栽培は行われず、どのように、なぜそこに育つのか解明されていない白トリュフ。危険のつきまとう森の奥深く、老人たちは犬と共に、まるで宝探しを愉しむように、何世代にも伝わる伝統的な方法で白トリュフを探し出す。
約3年間にわたりトリュフハンターの生活に入り込み、信頼関係を得たうえで貴重な撮影に成功したドウェック監督は「犬は場合によっては人間関係よりも重要な存在です」と明かす。だからこそ、犬の視点を用いて映像を撮ろうと考えたそうで「数ヶ月間、さまざまな最新技術の安定装置を試して失敗を繰り返した後、犬の頭に目立たないように小型のカメラハーネスを作るというシンプルな解決策を提案してもらいました」と、地元ピエモンテの靴職人に出会い、試行錯誤したそう。
犬の呼吸や匂いを嗅ぐ音、土掘りなどを犬の視点で体感できる映像になっており、「このハーネスを使って撮影した映像は、人間の視点による静的なフレームとは対照的に、観客に狩りのスリルを味わせてくれます。ハーネスシステムに直接小型マイクを装着し、トリュフハンターとのコミュニケーションなど、森の中を共に旅する様子を撮影しました」とこだわりを語っている。
「白いトリュフの宿る森」は、2月18日からBunkamuraル・シネマほか全国公開。
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