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“催涙ガス”に驚きの方法で対抗するバイオリニスト 「クレッシェンド」本編映像

2022年1月11日 14:00

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催涙ガスにも怯まず演奏を続けるレイラ
催涙ガスにも怯まず演奏を続けるレイラ
(C)CCC Filmkunst GmbH

指揮者ダニエル・バレンボイム率いる楽団をモデルに描いた「クレッシェンド 音楽の架け橋」の本編映像の一部が披露された。紛争地のバイオリニストが、自宅の外で暴動が起きる中でもバイオリンを練習するシーンを収めている。

世界的に有名な指揮者のエドゥアルト・スポルクは、紛争中のパレスチナとイスラエルから若者たちを集めてオーケストラを編成し、平和を祈ってコンサートを開くというプロジェクトを引き受ける。オーディションを勝ち抜き、家族の反対や軍の検問を乗り越え、音楽家になるチャンスを掴んだ20余人の若者たち。しかし、戦車やテロの攻撃に晒され憎み合う両陣営は激しくぶつかり合ってしまう。

披露されたのは、パレスチナ人のレイラが自宅で必死にバイオリンを練習しているシーン。部屋の外では暴動が起きており、爆撃音やサイレン、人々の言い争う声が聞こえてくる。すると突然、ある異変に気が付いた様子のレイラは、演奏を止め台所へ向かうとおもむろに玉ねぎを切り、断面の匂いを大きく吸い込み始める。

実は、部屋に入り込んできた催涙ガスの痛みを玉ねぎが和らげるという“生活の知恵”であり、今もイスラエルと闘い続けるパレスチナの人々の居住区では、戦車が走り、催涙弾や実弾が発射されることも珍しくはない。紛争地で生きる人々の壮絶な日常を垣間見るようなワンシーンであり、オーディションに合格するため、このような環境の中でも命がけで練習するレイラの姿が印象的な場面になっている。

クレッシェンド 音楽の架け橋」は1月28日から全国公開。

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