ハリウッドに再び自粛ムード 「スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム」プレミアでPCR検査陽性者
2021年12月21日 20:00

Photo by Emma McIntyre/Getty Images
ハリウッドが新型コロナウイルスのオミクロン株への警戒を強めていると、米バラエティが報じている。
アメリカでは新型コロナウイルスによる入院者数が過去2週間で2割増加している。オミクロン株がそのうち何%を占めているのかは不明だが、感染力が強く、ワクチン接種をしていても感染する症例が多く報告されていることから、さらなる猛威をふるう危険性が取り沙汰されている。
試写会やパーティー、映画プレミアなどを再開していたハリウッドにも、再び自粛ムードが漂っている。米ソニー・ピクチャーズは12月13日(現地時間)、米ロサンゼルスで「スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム」のプレミアイベントを盛大に実施。ワクチン接種の証明書かPCR検査の陰性証明があれば参加できるというイベントだったが、その数日後、同イベントに参加した有名エージェントがPCR検査で陽性となったことから、ハリウッドで警戒ムードが高まり、クリスマスや年末のパーティーのキャンセルが相次いでいる。
また、2022年1月20日にユタ・パークシティで開幕するインディペンデント映画の祭典サンダンス映画祭も問題を抱えそうだ。今年はバーチャル形式で行われたが、22年は対面式での実施を予定。しかしながら、オミクロン株への脅威から出席を見合わせるタレントが続出する可能性が高まっており、今後の動向に注目が集まっている。
(映画.com速報)