セリーヌ・ディオンのライブシーンを完全再現 圧倒的な歌唱力で名曲をカバーした裏側
2021年11月30日 09:00

世界的な歌姫セリーヌ・ディオンの半生を映画化した「ヴォイス・オブ・ラブ」の特別映像が披露された。劇中のライブシーンと歌声がいかにして作り上げられていったのか、制作秘話が明かされている。
本作は、「最強のふたり」を手掛けた仏ゴーモン社が30億円をかけて製作した音楽エンターテインメント。「モンテーニュ通りのカフェ」などで知られるフランスの国民的女優バレリー・ルメルシェが監督、脚本、主演を務め、第74回カンヌ国際映画祭のアウト・オブ・コンペティション部門に正式出品された。
ディオンの膨大な過去資料を丁寧に調べ上げ、14人兄弟の末っ子として生まれたひとりの少女が、スターへと成長していく姿を通し、ユーモアとフィクションを交えながら、彼女の半生を忠実に再現。スターダムを駆け上がる中での不安や孤独、後に夫となるプロデューサーとの一途な愛、彼女を支え続けた家族との絆などが描かれる。

本作にとって重要なシーンとなるライブパートで歌唱を担ったのは、11歳の頃からフランスで活躍中の若手歌手ビクトリア・シオ。世界中から選ばれた50人のトップアーティストたちによるオーディションを勝ち抜き、名曲の数々を映画の世界観にあわせて絶妙にカバーした。
特別映像では、シオが「(ディオンをモデルにした主人公)アリーヌの人物像とセリーヌの楽曲を合致させないといけなかった。セリーヌの重厚な歌声より柔らかく仕上げて映画に合わせました。力強さが求められた箇所もあります」と振り返っており、ただ歌を歌うだけでは成立しない大役に苦戦したそう。
そんなシオに対し、ルメルシェは「1曲歌うたびにストーリーが展開します。母のため、息子のため、愛する人のための歌があり、張りのない疲れた声で歌う曲もある。ビクトリアはどんな曲も歌えた」と表現力を絶賛している。
「ヴォイス・オブ・ラブ」は、12月24日からヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国で公開。
(C)Rectangle Productions/Gaumont/TF1 Films Production/De l'huile/Pcf Aline Le Film Inc./Belga
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

映画「F1(R) エフワン」
【語れば語るほど、より“傑作”になっていく】上がりきったハードルを超えてきた…胸アツをこえて胸炎上
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

たった1秒のシーンが爆発的に話題になった映画
【この夏、絶対に観るやつ】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた…魅力を徹底検証!
提供:ワーナー・ブラザース映画

186億円の自腹で製作した狂気の一作
【100年後まで語り継がれるはず】この映画体験、生涯に一度あるかないか…
提供:ハーク、松竹

なんだこの映画は!?
【異常な超高評価】観たくて観たくて仕方なかった“悪魔的超ヒット作”ついに日本上陸!
提供:ワーナー・ブラザース映画

すさまじい映画だった――
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

“生涯ベスト”の絶賛!
「愛しくて涙が止まらない」…笑って泣いて前を向く、最高のエール贈る極上作【1人でも多くの人へ】
提供:KDDI

究極・至高の“昭和の角川映画”傑作選!
「野獣死すべし」「探偵物語」「人間の証明」…傑作を一挙大放出!(提供:BS10 スターチャンネル)