ピーター・ジャクソン、ビートルズ新作ドキュメンタリー&映画「レット・イット・ビー」の関係性を明かす
2021年11月28日 08:00

「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのピーター・ジャクソンが監督を務めた「ザ・ビートルズ Get Back」(全3話)が、Disney+にて見放題独占配信がスタートしている。このほど、ジャクソン監督が本作を“シリーズ作品”とした理由を明かした。
1969年1月、それぞれのメンバーのソロ活動が活発になり、解散も噂されていた伝説のロックバンド「ザ・ビートルズ」。本作では、その頃に“原点であるライブに戻ろう”と曲作りを行う様子が収められている。元々はTV用に収められていた映像と音源をマイケル・リンゼイ=ホッグがまとめた映画が、70年に公開された「ビートルズ レット・イット・ビー」。そして、57時間以上の未公開映像、150時間以上の未発表音源のアーカイブを再編集したものが「ザ・ビートルズ Get Back」となっている。
まず、製作チームは「ビートルズ レット・イット・ビー」で使用された映像をアーカイブと照らし合わせ、可能な限り、その映像を使用しないように注意を払った。ジャクソン監督は「僕は、自分の作品が彼の映画にとって変わることはしたくなかった。ある映画が他の映画の跡を継ぐようにはしたくないんだ。それらは一緒に存在するんだ」と理由を明かす。
「僕らの作品は、『レット・イット・ビー』を作るために、マイケルがどんな経験をしたかのストーリーを語るものだ。もし僕らが作った作品を説明するやり方があるとしたら、それは『レット・イット・ビー』についてのメイキングなんだ。マイケル・リンゼイ=ホッグは、ビートルズと一緒に、この映画のキャラクターだ。彼が、自分の映画を作ろうと格闘するのを見ることになる。それが、僕らが語っているストーリーだよ」

さらに、ジャクソン監督は「ザ・ビートルズ Get Back」と「ビートルズ レット・イット・ビー」を比較することは不公平であると前置きしつつ「1970年には、映画に何を入れることが出来て、何が出来ないか、彼はかなりコントロールされていた」と説明。その代表例が、ジョージ・ハリスンが「バンドを去る」と告げる瞬間。この場面は撮影されていたものの「ビートルズ レット・イット・ビー」では使用されていない。
「僕らは、彼が使えなかったすべての映像を使うことが出来た。彼の映画が80何分間かの長さで描いたことより、ずっと多くのことを肉付けすることが出来たんだ。実際、ずっと多くのディテールが入ったストーリーを見せることが出来たんだ」
ジャクソン監督は、世界中にいるビートルズファンのひとりだ。「ビートルズファンとしての僕を驚かせたのは、この親密で正直なフッテージが存在していることだった。正直に言って、こういったものを今までに見たことがないと保証するよ。僕はこの作品に4年間関わっている。そして今でも興奮しているし、目にするフッテージに驚いている。解散から50年も経った後に、とても親密に、正直で、ありのままの姿で働いているのを見るチャンスを手に入れるなんて、本当に信じられないことだよ!」と興奮を隠せない。
「これは貴重な発見みたいなものだ。彼らは結局のところ、4人の気さくな連中なんだ。観客は、それぞれのビートルズを理解する。彼らは違う性格の、違う望みを持った違う人たちなんだ。彼らの人生は違う方向に向かっている。それでも、4人はビートルズでいたいんだ。このフッテージの中では、彼らに解散の意志はないよ」

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