「牛首村」の舞台は富山県に実在する“坪野鉱泉”だった！　宜保愛子さんが潜入を拒否した心霊スポット

「犬鳴村」（2020）、「樹海村」（21）に続くシリーズ第3弾の舞台は、北陸に実在する最凶の心霊スポット。前作の舞台だった富士の樹海には、都市伝説やシンボルとなる心霊スポットがなかった点を“大いに反省”し、本作では新たな恐怖の物語が紡がれる。

(C)2022「牛首村」製作委員会

富山県某所にある「坪野鉱泉」は、1970年頃に「ホテル坪野」として開業されたが、ある事件を機に82年に廃業。経営者が失踪し誰も手をつけなくなってしまった……とウワサされている、いわくつきの廃ホテルだ。93年までに隣接されていた施設が解体され、21年現在まで残っているひとつの建物が「坪野鉱泉」と称され、地元の若者が訪れる肝試しスポットと化した。ホテル廃業以降、現在まで“北陸最恐の心霊スポット”として恐ろしい都市伝説が絶えず、今では立ち入り禁止となっている。

(C)2022「牛首村」製作委員会

長年地元では様々な都市伝説・ウワサが出回り、「あそこには行ってはいけない」と子どもの頃に親から行くのを必ず止められてしまうほど超有名な心霊スポット「坪野鉱泉」。80年代、心霊現象の背景を読み取るなど、その実力から“最強の霊能力者”と言われメディアで活躍した故・宜保愛子さんが、唯一入ることを拒否している。

失踪事件が起きるなど、心霊スポット化は加速。実際に恐怖体験をした人も…。

「友人が肝試しに行ったら、2階から飛び降りる人影を見て、急いで車に乗ったら後ろからドン！と押された。その日は何もなかったが後日事故に遭い、車の後ろには手形がついていた…」（地元出身Fさん）

「一番怖いと話題になった地下で肝試し中に、友達がいなくなった」（地元出身Tさん）

(C)2022「牛首村」製作委員会

(C)2022「牛首村」製作委員会

「牛首村」チームは、今は誰も入ることができない「坪野鉱泉」で撮影を決行。現場では、坪野鉱泉建物入口前でお祓いを実施してから撮影をスタートした。その最中「セットの照明が突然消えるのを目撃した」（「牛首村」宣伝担当Hさん）などの心霊現象が発生している。

(C)2022「牛首村」製作委員会

6秒動画は、突如轟音が響き「大丈夫そ？」「はにゃ？」などと会話する2人のチャットから始まる。背景には薄暗い森とひっそりとたたずむ廃ホテル・坪野鉱泉が覗き、終盤ではストーリーのキーワードと思われる「神隠しホテル」というワードが登場する。

「牛首村」の公開日は、現在未定。