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森山未來は「全身凶器」? 映画デビュー監督が「撮りがいがある」とほれぼれ

2021年11月6日 14:00

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森義仁監督は森山未來を「爪の先まで芝居している」と最敬礼
森義仁監督は森山未來を「爪の先まで芝居している」と最敬礼

俳優の森山未來が11月6日、東京・シネマート新宿で行われたNetflix映画「ボクたちはみんな大人になれなかった」の公開記念舞台挨拶に、共演するSUMIRE、篠原篤森義仁監督とともに登壇した。

作家の燃え殻が2016年に発表した同名デビュー作を映画化。小説家になる夢を実現できぬまま、テレビ業界の片隅で働き続けるボク(森山)が、誤操作で元カノのSNSに、友だち申請を送ってしまったことを機に、希望に満ちあふれた1995年の青春に思いを馳せる。主人公に転機をもたらすヒロイン役に伊藤沙莉大島優子東出昌大らが共演し、「そこのみにて光輝く」の高田亮が脚本を担当した。

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挨拶に立った森山は「人との出会いと、日常が淡々と繰り広げられる作品。何も起こっていないような物語が、映画になることの意味をすごく感じている」と語り、「突飛な事件があるわけではないが、それがエモーショナルな今という瞬間を感じていただければ」とアピール。劇場と配信のハイブリッド公開については、「映画館で体感してもらい、Netflixでは、より日常に近い体験を。お好きな楽しみ方で、たくさんの皆さんに見ていただければうれしい」と話していた。

数々のMVやCMを手がけてきた映像作家・森監督にとって、本作が長編初メガホンとなり「今日という日まで3年かけてたどり着いた。皆さんに見ていただき、初めて映画になる」と満員の客席を前に感無量の面持ち。タッグを組んだ森山を「全身凶器」と評し、「森山さんは爪の先まで芝居をしている。役が全身に行き渡っている姿は、撮りがいがある」とほれぼれしていた。

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また、この日は登壇がかなわなかった伊藤がビデオメッセージを寄せ、「未來さんはあこがれの人で、しり込みしていたし、ともに過ごした時間も少なく、もっとお話したり、もっと知りたかった。でも最終的に(コミュニケーション不足を)解決してくださったのは、紛れもなく未來さんでした。導いてくださったおかげで、とても色濃く充実した時間だった」と感謝を伝えていた。

Netflix映画「ボクたちはみんな大人になれなかった」は東京・シネマート新宿、池袋シネマ・ロサ、アップリンク吉祥寺ほかで公開中。Netflixで全世界配信されている。

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