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米脚本家組合、クレジット表記の新ルールをめぐり議論

2021年10月14日 16:00

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米脚本家組合(画像は、西部全米脚本家組合の本部)
米脚本家組合(画像は、西部全米脚本家組合の本部)
Photo by AaronP/Bauer-Griffin/GC Images

米脚本家組合(WGA)が脚本家のクレジット表記のルール改正の議論を開始したと、米Deadlineが報じている。

ルールが改正されれば、これまで映画に参加しながらもクレジット表記されてこなかった脚本家の名前が、エンドクレジットに掲載されることになる。

ハリウッドでは、ほとんどの映画の企画開発に数年の年月がかかるため、そのあいだに複数の脚本家が代わる代わる執筆に関わることになる。しかし、脚本家としてクレジットされるのは、完成作に対する貢献度をもとに、WGAの映画クレジット審査委員会に認められた脚本家のみとなっている。

このほど、WGAは、2020年に公開された213本の長編映画のうち、「69%、おおよそ3分の1の作品において、少なくとも参加した脚本家のうちひとりはクレジット表記されていない」と報告。表記されなかった脚本家は185人にのぼるという。

ハリウッドで多様性、包括性を求める動きが加速するなかで、WGAの映画クレジット審査委員会は、「脚本」としてクレジットされなかった脚本家も、「追加文献資料」としてエンドクレジットに名前を表記する新ルールを提案している。

11月2~15日に行われるWGA所属会員のオンライン投票によって、採択が決定することになるという。

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