志田彩良、今泉力哉監督作主演で熱く訴え「人の温もり、優しさだけは何ものにも代えられない」
2021年9月28日 13:00
人気作家・窪美澄氏の短編集「水やりはいつも深夜だけど」に所収された同名小説を映画化。芸能事務所・テンカラットの設立25周年企画の第2弾として製作され、家庭環境の影響で早く大人にならざるを得なかった高校生・国木田陽の葛藤と成長を描く。
主演の志田にとって、今泉監督とは3度目のタッグとなった。初めて対峙した「パンとバスと2度目のハツコイ」の現場で、今泉監督から言われたことが忘れられなかったようだ。「監督から『いつか志田さん主演で映画を撮りたいと思っているので、その時はよろしくお願いします』と言っていただいて……。そこからわたしも、いつか今泉組で主演することが目標となっていたので、まさかこんなに早くそれが実現するとは。わたしは今泉さんの現場が大好きなので嬉しかったですし、事務所の25周年記念という大切な作品で今泉組の主演という大役をいただけて、本当にありがたい気持ちでいっぱいです」と感慨に浸った。
一方の今泉監督は、キャスティングに関して「何度かご一緒していたので、プロデューサーとも『志田さんならできるんじゃないか』という話をしていました」と明かし、全幅の信頼を寄せていることがうかがえた。陽の父親・直に扮した井浦は、「監督が現場で生まれてくる俳優のお芝居をすべて受け止めてくださった。小さな出来事を繰り返していく物語なので、俳優のお芝居にも繊細さが求められていたと思います。その繊細さを共演者と確かめ合いながらやっていけた現場でもありましたし、父親の作り方もそういう風にやらせてもらいました」と話し、今泉監督の現場での寄り添い方に最敬礼だった。
また終盤には、志田が「わたしは結構SNSが主流になっている環境で育ってきたので、陽みたいに自分の気持ちを相手に、顔と顔を合わせて言葉で伝えるという経験がなかなかなくて」と前置きしながら、思いを話し始める。
「最近はこういう状況下というのもあって、そういうことが更に制限されてしまっていますが、時代の流れとともにいろんなものがどんどん便利になって、なくなってしまうものもあります。でも、人の温もりだったり優しさだけは他の何ものにも代えられないなと実感することが多いんです。『かそけきサンカヨウ』を通じて、自分よがりではない相手を思う気持ちの大切さとか、そういう当たり前の大切さを伝えられたらなと思っています」。
「かそけきサンカヨウ」は、10月15日から全国で順次公開。
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