ムロツヨシ、初主演映画が封切り「嬉しいけれど、悔しい」 本当の“満席”を約束
2021年9月23日 18:06

俳優のムロツヨシが9月23日、東京・TOHOシネマズ六本木で行われた映画「マイ・ダディ」の初日舞台挨拶に出席。役者を始めて25年、満を持して映画初主演を務めたムロは「嬉しいけれど、そりゃ悔しいですよ」と、緊急事態宣言中のため1席空けの状態で“満席”となっていた客席を見渡した。
「何が好きって聞かれたら、満席って答える男です」と一歩前に出たムロは、「ご時世が落ち着いたら、いろんな状況を気にせず映画館に来られる時がきたら、なんとしても、どんな手を使っても、お金払ってでもこの映画で満席にして……俺、お金払うの? その景色を監督やほかのキャストさんに見せたい」と、途中自分に問いかけながらも熱弁。「少しでもロングランにして、これからも頑張って宣伝活動したいです」と意気込んだ。
本作は、男手ひとつで育てた一人娘が白血病に侵され、その回復を願って奔走する牧師の父親の姿を描く。本日全国170館で封切られ、ムロをはじめ、奈緒、中田乃愛、永野宗典、金井純一監督、MCとして本多力が登壇した。

コメディのイメージの強いムロが、いつもとは異なる役柄に挑み、「コメディだったら今までの成功例をミックスしていたけれど、今回はそれを全部捨てまして。頑張ったとは言えない、逆に一番苦しい作品でした。でも、『俺役者やってんな』って思う帰りの日がありました。いつものどんな手を使っても笑い声をとるっていうのとはまた違う感触を味わせていただきました」と振り返った。
また、娘を演じた中田について、ムロは「撮影時17歳の女の子に髪の毛を全部剃らせてさ、初めて見たときくーってなったし、今日久々に見たら髪伸びたなぁっつって。よく頑張っていただきました」と優しい目を向けるも、中田から「(剃ったことは)私はそんなに……」と返され、「ここにちょっとした温度差が。お父さんびっくりしちゃった、後で泣きます」と戸惑って笑わせた。

最後に、改めて関係者に感謝を伝えたムロは「初主演の公開の日が緊急事態宣言中という状況を悲観することなく、絶対プラスにしようと思っています。半分の席じゃなくなったときには、来年だろうが10年後だろうが、満席の状態でこの映画をまた流すことをお約束させてください」と、本当の満席の状態で上映することを誓っていた。
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