ママチャリで立ち去るニコラス・ケイジ「プリズナーズ・オブ・ ゴーストランド」本編映像&コメント公開
2021年9月23日 08:00

ニコラス・ケイジが主演、園子温監督のハリウッドデビュー作「プリズナーズ・オブ・ゴーストランド」の本編映像が公開された。
舞台は架空の未来都市サムライタウン。悪名高き銀行強盗のヒーロー(ケイジ)はある日、街を牛耳る悪徳支配者ガバナー(ビル・ モーズリー)のもとから逃げ出したバーニス(ソフィア・ブテラ)を連れ戻すよう命令を受ける。いったんはその命令を拒んだものの、制限時間を超えると爆発するスーツを無理やり装着され、ゴーストタウンまでバーニスを追う羽目に。決められた時間内にサムライタウンに戻らねば自身の命が危ない。ヒーローは無事時間内にバーニスを連れ戻すことが出来るのか。
公開された本編映像は、ケイジ演じるヒーローが、悪徳支配者ガバナーの孫娘バーニスを連れ戻すため、サムライタウンからゴーストランドへ出発するシーンだ。時限爆弾付きの革のスーツに身を包み、車に乗り込みエンジンをかける。かつて「60セカンズ」など数々の名車でカーチェイスを見せてきたケイジのカーアクションに期待がかかるその瞬間、おもむろに車から降り、“ママチャリ”に乗り換えてその場から立ち去り、目的地へ向かう場面を切り取った。
園監督にとって「どうしてもニコラスをママチャリに乗せたかった」という思い入れのある大事なシーンだった。ママチャリとは荷物や子供を乗せるためのキャリー(カゴなど)がついた日本特有の自転車として海外でも知られるが、そんな監督の思いを充分に汲んだケイジは「園さんは、こちらが疑問を持ったりしない監督たちの一人だよ。ただ、こういう方向に行ってくれと彼が言うところに行くだけだ。だから僕はそうしたんだ。でも、僕は自転車に乗っていて、少し間抜けな気がした。でも、完成した映画を観た時、それはとても素晴らしいと思ったよ。素晴らしい選択だったと思った。園さんが僕にそうするようにと言ってくれたことに感謝しているよ」と監督の意図を汲んだ。
さらに、現場での様子を「僕はただ、『オッケー。あなたが僕に自転車に乗って欲しいなら、僕は自転車に乗る。僕はベルを鳴らすことだってやるよ!』って言ったんだ(笑)。彼が僕にやって欲しいことはどんなことでも僕はやった。だから、僕はこの映画を作ったんだ。彼の頭の中に、彼のビジョンの中に入って、彼の世界を歩くためにね。それはとてもスペシャルで、ユニークで、芸術的な想像の世界なんだよ」と、監督に全幅の信頼を寄せて撮影をやり遂げる、ケイジのプロフェッショナルな一面を披露してくれた。10月8日からTOHOシネマズ日比谷ほか全国公開。
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