カンバーバッチ、主演作で描かれるテーマとコロナ禍の共通項を熱弁「人は誰でも困難を乗り越えることができる」
2021年9月23日 13:00

キューバ危機の舞台裏で繰り広げられた知られざる実話を基にした「クーリエ 最高機密の運び屋」が9月23日から公開を迎え、主演・製作を務めるベネディクト・カンバーバッチのインタビュー映像が披露された。作品との出合いや役作りのほか、新型コロナウイルスとの闘いと本作を絡めたメッセージも語っている。
本作は、核戦争回避のために命を懸けた男たちの葛藤と決断をスリリングに描く。米ソ冷戦下に、CIA(アメリカ中央情報局)とMI6(英国秘密情報部)からスパイとしてリクルートされたイギリス人セールスマンのグレヴィル・ウィンを演じたカンバーバッチは「話をくれたのはドミニク・クック監督だ。彼の『ホロウ・クラウン』でリチャード三世を演じてすっかり意気投合して友達になったんだ」と作品との出合いを振り返り、文献を読んだほか、当時のニュース映像を参考に、ウィンのウェールズ訛りの喋り方を意識して演じたという。


その後、共演者の印象などを語り、最後には「コロナウイルスとの闘いはこの先もまだ続くと思う。回復力が試されている。人々はこれまでその驚くべき忍耐力と無私の心と勇敢さで自ら進んで立ち上がり行動を起こしてきた。グレヴィルも予期せず英雄になった。特別な能力のない彼が途方もないことを任されプレッシャーの中やり遂げた。ソ連で投獄されたがつらく残忍な経験を耐え抜いた。だからこの映画は希望のメッセージだ。人は誰でも困難を乗り越えることができる。どんなに無力で孤立していると感じても、権利を奪われたと感じても戸惑い手に負えないと感じてもできることは必ずある。グレヴィルが並外れたことを成し遂げたようにね!」とメッセージを送った。
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