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池松壮亮&伊藤沙莉主演でビターなラブストーリー! 松居大悟監督オリジナル作「ちょっと思い出しただけ」

2021年9月10日 08:00

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池松壮亮と伊藤沙莉
池松壮亮と伊藤沙莉
(C)2022『ちょっと思いだしただけ』製作委員会

俳優の池松壮亮と女優の伊藤沙莉が、松居大悟監督が脚本も兼ねたオリジナルのラブストーリー「ちょっと思い出しただけ」に主演していることが明らかになった。既に撮影は終えており、劇中カット3点が初披露されている。

製作のきっかけとなったのは、ロックバンド「クリープハイプ」の尾崎世界観が自身のオールタイムベストに挙げる、ジム・ジャームッシュ監督作「ナイト・オン・ザ・プラネット」に着想を得て書き上げた新曲「ナイトオンザプラネット」。松居監督がこの楽曲に触発され、初めて書き上げた完全オリジナルのラブストーリーだ。

画像2(C)2022『ちょっと思いだしただけ』製作委員会

ジャームッシュ監督の代表作のひとつである「ナイト・オン・ザ・プラネット」は、日本では1992年4月に公開されたオムニバス作品。ロサンゼルス、ニューヨーク、パリ、ローマ、ヘルシンキの5つの都市を舞台に、同時刻に走るタクシードライバーと乗客の人間模様を描いている。ウィノナ・ライダーが魅力的なドライバーを演じているほか、ジーナ・ローランズロベルト・ベニーニらが出演。なお、クリープハイプの“ハイプ”は同作のニューヨーク編で、ヨーヨー(ジャンカルロ・エスポジート)が発するセリフ「Hype!」が由来だという。

画像3(C)2022『ちょっと思いだしただけ』製作委員会

今作の主人公は、池松扮する怪我でダンサーの道を諦めた照生と伊藤演じるタクシードライバーの葉(よう)。ふたりを中心に、登場人物たちとの会話を通じて都会の夜に無数に輝く人生の機微を、繊細かつユーモラスに映し出す。コロナ禍という時代性をまとった新しい形のビターなラブストーリーとして、別れてしまった男女が愛して止まなかった時間をさかのぼっていく……。

また、ふたりが出会う人々に豪華なキャストが息吹を注いでおり、後日発表を予定している。「ちょっと思い出しただけ」は東京テアトルの配給で、2022年に全国で公開。

映画のあらすじ及び、松居監督、池松、伊藤のコメント全文は以下の通り。


【あらすじ】
怪我でダンサーの道を諦めた照生とタクシードライバーの彼女・葉。めまぐるしく変わっていく東京の中心で流れる、何気ない7月26日。特別な日だったり、そうではなかったり……、でも決して同じ日は来ない。世界がコロナ以前に戻れないように、二度と戻れない愛しい日々を、“ちょっと思い出しただけ”。

松居大悟監督
誰にも見つからないように、誰にも気づかれないように、離れてしまった手と手を無理やり引き合わせて、それを運命だとか必然だとか、都合のいい単語で括って知らないふりをしてる。単に時間が経っただけなのに、時間が関係性を引き離すなんて思い込んでるのは自分のエゴで。構ってほしかっただけなのかもなぁ。前より思い出す機会が増えたのは、年齢なのか、時代なのか、思い出そのものが大きすぎるのか。
オリジナルで、初めてのラブストーリーです。尾崎くんがきっとバンド人生を賭けて紡いだ曲を聴きながら、コロナ禍でうんうん悩んだ物語は、小さくて眩しいあの日を思い出す映画になりそうです。盟友の池松君と、鮮やかな伊藤沙莉さんと、素敵な役者スタッフたちと作りました。
きっと花束みたいとか色々言われるんだろうな。言われるよもう。言われる前に言うよ。でも当たってるしなぁ。そんな迷いにこの先何度も包まれる気がするけど、それ以上に、かけがえのない優しい想いに包まれる人に届いたらいいなと思います。
愛がすべてなんかじゃないけど、愛がすべてで。愛ってなんだよ。愛がなんだだよ。また別の映画のタイトルを言ってしまった。『ちょっと思い出しただけ』です、俺はまだ本気出してないだけ、みたいとか言うなよ。俺は本気出したよ。マスクの向こうでニコニコさせられますように。
楽しみにしてくれたら嬉しいです。

決定的に戻れないあの頃、コロナ以前からの6年間を描いたラブストーリーです。あの頃を成仏する映画や、あの頃を慈しむ映画は時代の変わり目には沢山作られるものですが、今と過去を同時にすくいとろうというこの作品の心意気にとても共感しました。
思い出せないことと、忘れられないこととが、人生そのものをかたどっているように思います。過去にしがみつくではなく、過去を無かったことにするではなく、全ての地続きに今があると信じています。あらゆる人の人生の過去が、その人の人生にあったことを感謝出来ますように。過去と今が、無かったことになりませんように。昔の気持ちを思い出して、色々あったけど今はもう大丈夫。でも、ちょっと思い出しただけ。そんな私たち自身についての映画になってくれることを願っています。

松居大悟×池松壮亮×クリープハイプという私にとってかなり熱いゴールデンタッグの作品に携われることが決まってからインまで、はやる気持ちでいっぱいでした。
綺麗事を言うつもりなんてさらさらないし、ポジティブ、ネガティブな出来事を全て肯定するべきなんて全く思いませんが、私は確かに過去に存在したそれがあっての今なんじゃないかな、と常々思っています。
そういう過ぎた思い出や記憶を、ちょっと思い出しただけな時間もまた、悪くない一瞬だと思います。
ああ、あったなこんな時。とか
ああ、あの人元気かな。とか
そんな悪くない一瞬を、2人の時間を通してふと感じていただけたらいいなぁと思います。
そしてやはり音楽の力ってすごいと思います。
私は音楽に常に支えられていますし、それがあるだけでそのシーンや作品の深みが増したり彩りが増します。
そんな音楽の力も感じていただけるといいなと思います。

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