佐藤健、新境地の容疑者役 「護られなかった者たちへ」で魅せる静と動の芝居
2021年9月7日 14:00

瀬々敬久監督が中山七里氏の小説を映画化した「護られなかった者たちへ」から、佐藤健の場面写真が披露された。連続殺人事件の容疑者として追われる主人公を熱演している。
東日本大震災から10年が経った宮城・仙台で、全身を縛られたまま餓死させられるという不可解な連続殺人事件が発生する。捜査線上に浮かび上がったのは、過去に起こした事件で服役し、出所したばかりの男・利根泰久(佐藤)。刑事の笘篠は利根を追いつめるが、決定的な証拠がつかめないまま、第3の事件が起きようとしていた。
場面写真は、人目を避けるようにフードを深く被り、誰かに接触しようと電話する様子と、眉間に皺を寄せ、鋭い視線を向ける利根の姿などを切りとっている。無表情で冷徹な目をしているが、心の奥に強い意思を抱いているようにも感じられる一場面だ。

利根が容疑者として捜査線上に浮上する連続殺人事件は、自身が過去に起こした放火事件も大きく関わっており、やがて裏に隠された、切なくも衝撃の真実が明らかになっていく。
佐藤は、利根という人物に関して「周りを全員敵だと思っているような、誰も信用していなくて、物事を見る時の視線が鋭い」と考察する一方、「まっすぐすぎるからこそ、一度愛した者への愛情も、普通の人の何倍ものエネルギー量がある。不器用で、熱くなったら止められない」と利根が内側に抱える、相対する側面についても語っている。

利根のエネルギーが高まった瞬間も、警官に取り囲まれ、鬼気迫る眼光で相手を睨みつける場面写真から確認することができる。容疑者としてひそかに逃げ回る“静”の部分と、エネルギーを爆発させる“動”の部分の演じ分けにも注目だ。
「護られなかった者たちへ」は、10月1日に公開。
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