香港と映画を愛したアジアの女性監督のトップランナーの40年を映す「我が心の香港 映画監督アン・ホイ」11月6日公開
2021年9月2日 15:00

「客途秋恨」「女人、四十。」などの作品で知られる香港映画界の巨匠アン・ホイ。アジアの女性監督のトップランナーとしての40年に及ぶ映画人生に焦点を当てたドキュメンタリー映画「我が心の香港 映画監督アン・ホイ」が、11月6日から公開されることが決定した。
今年74歳となるアン・ホイは、キャリアで多くの浮き沈みを経験してきたが、香港のアカデミー賞である香港電影金像奨で「桃さんのしあわせ」(2011)、「黄金時代」(14)などの作品により最優秀監督賞に6度輝くなど、香港映画界の代表的存在だ。
本作では、アン・ホイと日本人の母とのつつましやかな日常生活、揺れる香港への思い、女性としての生き方、エネルギッシュな撮影風景を映し、シルビア・チャン(張艾嘉)、アンディ・ラウ(劉徳華)、ツイ・ハーク(徐克)、ホウ・シャオシェン(侯孝賢)、フルーツ・チャン(陳果)、ティエン・チュアンチュアン(田壮壮)、ジャ・ジャンクー(賈樟柯)ら香港・台湾・中国映画界の重鎮たちが、彼女の作品と交遊、人柄について語り尽くす。ダイナミックな歴史の流れと共に生きたひとりの映画監督の人生、香港の現在とこれからを描き、常に市井の人々の目線でいることを旨とするアン・ホイは、これからも香港と香港の人々のために“映画をつづける”と決意する。
監督のマン・リムチョンは、美術監督・衣装デザイナーを務めた「君のいた永遠」(1999/シルビア・チャン監督)で香港電影金像奨芸術監督賞を受賞した実力派で、初監督となる本作で2021年香港電影監督会新人監督賞を獲得。音楽には、テレビドラマ「あまちゃん」「いだてん」、アン・ホイ監督の「女人、四十。」(95)も担当していた大友良英。
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