ユージン・スミスが撮ったセロニアス・モンク ジャズアーティスト映すドキュメンタリー「ジャズ・ロフト」ビジュアル&予告編
2021年8月28日 07:00

1950年代半ば、写真家ユージン・スミスがマンハッタンの気鋭ジャズミュージシャンたちによるセッションを記録した録音テープと写真を基に構成したドキュメンタリー映画「ジャズ・ロフト」の予告編とメインビジュアルが公開された。メインビジュアルは、スミスが撮影したピアノを弾くセロニアス・モンクの写真を使用したもの。躍動感あふれ、当時の雰囲気を感じさせる一枚だ。予告編にも数々のスミスの写真が使われている。
戦場カメラマンとして活動後、当時絶大な影響力を誇った雑誌「ライフ」などで意欲的な作品を数多く発表、70年代には水俣病患者を捉えた写真集によって世界に衝撃を与えた写真家、ユージン・スミス(1918~1978)。スミスが1950年代半ばから住んでいたマンハッタンのロフトに連日連夜出入りし、ジャムセッションを繰り広げていたのは、絶頂期を迎えていたセロニアス・モンクや作曲家・ピアニストとして名を馳せる前のカーラ・ブレイ、さらにはズート・シムズ、ホール・オーバートン、ロニー・フリーといった名うてのミュージシャンたち。
「ライフ」編集部との軋轢や家族の不和を抱え、逃げるようにこの地へ移り住んだスミスは、ただ純粋に音楽を楽しむためだけに集まった彼らの自由奔放な演奏をつぶさに録音し、シャッターを切ることに没頭。彼らの一挙一投足を逃すまいと部屋中に録音用の配線を張り巡らせ、何千枚もの写真を8年間にわたり撮影した。
ジャズミュージシャンたちの圧倒的な存在感、刹那的な生き様、そして彼らとの交流を通して、人生の岐路に立たされていた写真家は新たな決意を抱く。また歴史的な報道写真の数々を生み出し、ユーモアと気難しさを併せ持つスミスの複雑なパーソナリティが多くの証言者によって明かされるドキュメンタリーだ。10月15日から、Bunkamura ル・シネマほか全国で順次公開。
(C)2015 The Heirs of W. Eugene Smith
Amazonで関連商品を見る
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
面白すぎてヤバい映画
【目が覚める超衝撃】世界中の観客が熱狂・発狂し、配給会社が争奪戦を繰り広げた“刺激作”
提供:松竹
この冬、絶対に観る映画はありますか?
【私はこれを絶対に観ますね!!】心の底から推す理由が、たんまりあります!
提供:ディズニー
人生にぶっ刺さる一本
人生に迷ったとき、この映画が“効く”だろう。すべての瞬間が魂に突き刺さる体験が待っている
提供:ディズニー
日本で実際に起きた“衝撃事件”を映画化
【前代未聞の事件】そして鑑賞後、あなたは“幸せ”の本当の意味を知る――
提供:KDDI
なんだこの天才的な映画は!?
【物語がめちゃくちゃ面白そう――】非常識なまでの“興奮と感動”を堪能あれ
提供:ディズニー
てっぺんの向こうにあなたがいる
【世界が絶賛の日本映画、ついに公開】“胸に響く感動”に賞賛続々…きっとあなたの“大切な1本”になる
提供:キノフィルムズ