トランプに大敗した民主党選挙参謀、田舎の町長選挙で波乱を起こす! スティーブ・カレル主演「スイング・ステート」予告
2021年8月19日 18:00
スティーブ・カレルが、米大統領選で共和党のドナルド・トランプに大敗した民主党選挙参謀を演じ、起死回生を狙って田舎の町長選挙で大波乱を巻き起こすさまを描いた「スイング・ステート」の予告編と場面写真8点が披露された。映像では、田舎の町長選が、あっという間に全米注目の選挙バトルへと発展していくさまが、コミカルに切り取られている。
タイトルの「スイング・ステート」とは、大統領選挙における共和党と民主党の支持率が拮抗し、勝利政党が選挙のたびに変動する州のこと。接戦であればあるほど、激戦州のスイング・ステートが勝敗の鍵を握る。
大統領選で負けた民主党ヒラリー・クリントン陣営の選挙参謀ゲイリー・ジマー(カレル)はある日、ウィスコンシンで不法移民のために立ち上がる退役軍人ジャック・ヘイスティングス大佐のYouTube動画を見つける。ゲイリーはリベラルな演説で人々の胸を打つ彼こそが、中西部で民主党の票を取り戻す起死回生の秘策だと確信し、スイング・ステートであるウィスコンシンの寂れた街ディアラーケンの町長選挙に立候補させる。一方の共和党は、対立候補の現役町長ブラウンのもとに、ゲイリーの宿敵で、トランプの選挙参謀であるフェイス・ブルースターを送りこむ。やがて町長選をめぐるゲイリーVSフェイス、民主党VS共和党の巨額を投じた“仁義なき代理戦争”が激化していく。
カレルをはじめ、フェイス役のローズ・バーン、ジャック役のクリス・クーパー、ジャックの娘ダイアナ役のマッケンジー・デイビスが共演。16年にわたり米コメディセントラルの「ザ・デイリー・ショー」の司会を務め、アカデミー賞でも2度司会を担当し、米文化における政治風刺の定義を変えたといわれるジョン・スチュワートが監督と脚本を担った。「マネー・ショート 華麗なる大逆転」「バイス」で知られる、ブラッド・ピット率いるプランBが、製作を手がけている。
予告編では、ゲイリーとフェイスが候補者そっちのけで、全米を巻きこみ、あの手この手で挑む仁義なき選挙バトルを活写。ゲイリーは精鋭を集めた選挙分析チームと、最新鋭の機器を持ちこむ。さらにはジャックを飛行機に乗せ、なぜか遠く離れたニューヨークでセレブを集めた集金パーティを開き、「これで金は思うがまま」とニヤリ。しかし、そんな彼の前に宿敵フェイスが現れ、「あなたが絶望すると燃えるの」と頬をなめ回す。ふたりがテレビの中継でケンカを始めたり、大人気ない挑発を繰り返したりと、なりふり構わずヒートアップしていくさまが笑いを誘う。
場面写真には、にらみ合うゲイリーとフェイス、鋭い視線を投げかけるジャック、ひそひそ話に耳を傾けるフェイス、ぎゅうぎゅうの車内でパソコンを開く選挙分析チームなどが切り取られている。
「スイング・ステート」は、9月17日に東京・TOHOシネマズ日比谷、渋谷シネクイントほか全国で公開。