初恋の痛み、永遠の別れを経験する“6週間の青春”「Summer of 85」新予告編&場面写真

2021年7月9日 19:00

フランソワ・オゾン監督が、17歳の時に感銘を受けた青春小説を映画化
フランソワ・オゾン監督が、17歳の時に感銘を受けた青春小説を映画化

フランソワ・オゾン監督が、少年たちのみずみずしいひと夏の恋を描く「Summer of 85」の新予告編と劇場版ポスタービジュアル、新場面写真5点がお披露目された。16歳の少年アレックスが、生涯忘れられない初恋と永遠の別れを経験する“6週間の青春”が映し出されている。

本作はオゾン監督が、17歳の時に出会い感銘を受けた、英作家エイダン・チェンバーズの青春小説「Dance on My Grave」(「おれの墓で踊れ」/徳間書店刊)を、約35年の時を経て映画化。「いつか長編映画を監督する日が来たら、第一作目はこの小説だ」と語るほど、思い入れの強い作品だ。チェンバーズの「10代で初めて感じるパッション、どうしても湧き上がる感情を綴った、世代や時代を問わない愛の物語」という思いを汲み、オゾン監督は誰しもに訪れる初恋の衝動を、圧巻の映像美と巧みな演出で表現。「少年ふたりの恋愛に皮肉を一切加えず、世界共通のラブストーリーにした」と振り返っている。

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物語の舞台は1985年、夏のフランス。セーリングのため、ヨットで沖に出たアレックスは、突然の嵐に見舞われ、18歳のダヴィドに救助される。アレックスにとって、自然体で自信に満ち溢れるダヴィドは、眩しいほど魅力的だった。急速に惹かれ合い、恋愛感情で結ばれるふたり。しかし、ダヴィドの不慮の事故死で、幸せな日々は突然終わりを迎える。

予告編は、アレックスがタイプライターに向かい、ダヴィドと過ごした日々を回想するシーンで幕を開ける。無垢なアレックスにとって、野性的で自由奔放なダヴィドは、眩いほどの魅力に溢れていた。「待つ必要はない、人生は短い」とほほ笑むダヴィドの強引さに惹かれるアレックス。バイクのふたり乗りも、クラブでのダンスも、この胸の高鳴りも、アレックスにとっての“初めて”をすべて教えてくれたのは、ダヴィドだった。

しかし、突如訪れたダヴィドとの永遠の別れで、アレックスは生きる希望を失う。やがて、ある夜にダヴィドと立てた「どちらかが先に死んだら、残された方は墓の上で踊る」という誓いに突き動かされる。アレックスが初恋と喪失の痛みと対峙し、「向き合うんだ、僕の言葉で生き返らせるんだ」と呟く、切なくも力強い映像となった。

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劇場版ポスターは、バイクで疾走するダヴィドと、彼に頬を寄せ、愛をかみしめるようなアレックスをとらえたもの。本日7月9日から全国の上映劇場(一部地域を除く)で掲出される。さらに場面写真には、アレックスが悲嘆に暮れ涙を流す姿や、ダヴィドの死と向き合うことを決意し、自らの物語を書き始めるさまを活写。オゾン監督こだわりのフィルム撮影が生んだ色鮮やかな映像とともに、アレックスの言葉でよみがえるふたりの大切な時間が、美しく切り取られている。

Summer of 85」は、オゾン監督がオーディションで見出したフェリックス・ルフェーブルとバンジャマン・ボワザンが、それぞれアレックスとダヴィドを演じた。8月20日から東京の新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、Bunkamura ル・シネマ、グランドシネマサンシャイン 池袋ほか全国で順次公開。

(映画.com速報)

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