愛の軌跡が垣間見える 「キネマの神様」菅田将暉、永野芽郁らの新場面写真
2021年6月23日 11:00

松竹映画の100周年を記念し、人気作家・原田マハ氏の小説を山田洋次監督が映画化した「キネマの神様」の新たな場面写真が披露された。2人1役を演じた沢田研二と菅田将暉、宮本信子と永野芽郁の姿を切りとっている。
本作は、かつては撮影所で働き、何よりも映画を愛していたが、家族には見放されたダメ親父のゴウを主人公に、時代を超えて繰り広げられる愛と友情の物語。ゴウ役は当初、志村けんさんが務める予定だったが、志村さんが新型コロナウイルス感染症の肺炎により降板。後に死去したことから、かつて志村さんと同じ事務所でもあった沢田が意思を継ぎ、代役としてゴウを演じることになった。若き日のゴウを菅田、やがてゴウと夫婦になる淑子の現在を宮本、若き日を永野が演じている。

場面写真は、まだお互いの気持ちを知らずにいた頃のゴウ(菅田)と淑子(永野)、そして夫婦として約 50年連れ添ったゴウ(沢田)と淑子(宮本)を切りとっている。2人の出会いは、映画監督になる夢を追いかけ、撮影所で働いていたゴウが通った食堂“ふな喜”。淑子は撮影所のスタッフが集うふな喜の看板娘で、映画について熱く語るゴウを笑顔で真っ直ぐに見つめていた。

過去の場面写真はそんな一場面を捉えたものだ。しかし、そんな青春の日々はやがて終わりを迎える。夢に挫折し打ちひしがれたゴウは撮影所を去り、長い月日の中でギャンブルと酒におぼれるようになっていくが、淑子は約50年後の現代も、青春時代と変わらぬ微笑みでゴウに寄り添う。
淑子を演じるにあたって、永野は「淑子のゴウちゃんに対する愛情の強さや、映画とまっすぐに向き合う気持ち、色々なものに温かさを感じました。それを山田監督に演出していただく時にはとてつもない大きな愛情にあふれた作品になるんだろうと思いました」と語る。

宮本は「映画の歴史はもちろんのこと、撮影所の様子、青春物語、家族といった様々な要素が凝縮された物語で、完成を本当に楽しみにしていました」と、本作への思いを明かしている。
「キネマの神様」は8月6日から公開。
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

映画「F1(R) エフワン」
【語れば語るほど、より“傑作”になっていく】上がりきったハードルを超えてきた…胸アツをこえて胸炎上
提供:ワーナー・ブラザース映画

たった1秒のシーンが爆発的に話題になった映画
【この夏、絶対に観るやつ】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた…魅力を徹底検証!
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

186億円の自腹で製作した狂気の一作
【100年後まで語り継がれるはず】この映画体験、生涯に一度あるかないか…
提供:ハーク、松竹

なんだこの映画は!?
【異常な超高評価】観たくて観たくて仕方なかった“悪魔的超ヒット作”ついに日本上陸!
提供:ワーナー・ブラザース映画

すさまじい映画だった――
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

“生涯ベスト級”の絶賛、多数!
「愛しくて涙が止まらない」…笑って泣いて前を向く、最高のエール贈る極上作【1人でも多くの人へ】
提供:KDDI

究極・至高の“昭和の角川映画”傑作選!
「野獣死すべし」「探偵物語」「人間の証明」…傑作を一挙大放出!(提供:BS10 スターチャンネル)