移動式の仕立て屋がウェディングドレス作り! ギリシャ最大の映画祭3冠「テーラー」9月公開
2021年5月28日 07:00
ギリシャ最大の映画祭「テッサロニキ国際映画祭」で3冠に輝いた映画「Tailor(英題)」が、「テーラー 人生の仕立て屋」の邦題で、9月3日から公開されることが決定。あわせて、特報とポスタービジュアルもお披露目された。
「テッサロニキ国際映画祭」では、ギリシャ国営放送協会賞、青年審査員賞、国際映画批評家連盟賞を獲得。監督を務めたのは、長編初作品となった新鋭ソニア・リザ・ケンターマン。“次世代のカウリスマキ”とも期待されており、美しいドレスを通して、人と人とが繋がり、苦難を乗り越える希望に満ちた物語を描いてみせた。主演はジャック・タチを彷ふつとさせるベテラン俳優、ディミトリス・イメロス。不器用に生きる主人公ニコスを丁寧に、かつユーモアたっぷりに演じきった。
寡黙なニコスは、アテネで36年間、高級スーツの仕立て屋店を父と営んできた。だが、ギリシャを不況が襲い、店は銀行に差し押さえられ、父はショックで倒れてしまう。途方に暮れたニコスは、手作り屋台で、移動式の仕立て屋を始めることを思いつく。しかし、店を飛び出してはみたものの、道端で高級スーツは全く売れず、商売は傾くばかり。そんなある日、思いがけないオファーを受ける。「ウェディングドレスは作れる?」。紳士服一筋だったニコスだったが、思い切って人生初めてのウェディングドレス作りに挑むことになった。
特報では、ニコス親子が店を差し押さえられるという崖っぷちのシーンからスタート。途方に暮れたニコスが思いついたのは「移動式テーラー」。意気込んで街を飛び出したニコスは、女性たちの人生の一着とも言えるウエディングドレス作りに挑戦。どん底をチャンスに変えようと一歩踏み出す姿に勇気づけられる内容だ。ポスターは、エーゲ海を思わす青空、純白のウエディングドレスが目を引き、「人生は測れないから面白い」というコピーが添えられている。
「テーラー 人生の仕立て屋」は、9月3日から東京・新宿ピカデリー、角川シネマ有楽町ほか全国公開。
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