終戦ドラマ「しかたなかったと言うてはいかんのです」に妻夫木聡&蒼井優 “生体解剖”の実話を基にした物語
2021年5月26日 20:00

終戦ドラマ「しかたなかったと言うてはいかんのです」の制作が決定し、8月13日の午後10時からNHK総合で放送されることがわかった。妻夫木聡が主演を務め、蒼井優、永山絢斗、鶴見辰吾、山西惇、辻萬長、中原丈雄、若村麻由美らが出演する。
原作は、熊野以素氏による「九州大学生体解剖事件――70年目の真実」。太平洋戦争末期に行われた“生体解剖”の実話を基にしている。妻夫木は、西部帝国大学医学部助教授・鳥居太一役。捕虜の実験手術に関わり、教授に中止を進言したものの、手術は続行され、終戦後に戦犯となった。蒼井は、太一の妻・房子役として出演。実験手術に反対した太一が、首謀者とされて死刑判決を受けたことに納得せず、夫を救出するために奔走する役どころだ。
1945年5月。西部帝国大学医学部・助教授の鳥居太一は、教授の指示のもと、米兵捕虜の手術を手伝うが、それは人体実験手術だった。教授に恐ろしい手術の中止を進言するが、却下され、8名の捕虜が死亡。戦犯裁判で死刑判決を受けた太一は、凶行を止められなかった自分と向き合うことになる。一方、妻・房子は、裁判の中でゆがめられた真実を明らかにし、事件の首謀者にされた夫を死刑から救おうと奔走。房子の必死の思いと、死刑囚たちとの新たな出会いによって、太一は目を背けていた“本当の罪”に気づいていく。
永山は、死刑囚棟の同じ房で、太一と生活することになる元軍人・冬木克太役として登場。鶴見は西部帝国大学医学部第一外科教授・石田幸三役、山西は西部軍大佐・進藤直満役、辻は太一の父・一郎役、中原は死刑囚棟で太一が出会う元陸軍中将の死刑囚・岡島孝輔役、若村は戦犯裁判の弁護側通訳として活動している三浦清子役を演じることになった。
「しかたなかったと言うてはいかんのです」は、8月13日の午後10時からNHK総合で放送(75分・単発)。妻夫木、蒼井のコメントは、以下の通り。
“自らの責めは自らが負わねばならない"”罪とは何か、生きるとは何か、ひたすらに自分と向き合い続ける日々です。人間は愚かな生き物であります。しかし、誰かを思いやる温かい心になれるのもまた人間です。人としてあるべき姿とは何か、今一度この時代に問いかけられているような気が致します。時代や環境が変われど、一つ一つの命の重みに変わりはありません。作品を通じて、命の尊さを感じて頂ければ幸いです。
胸が締め付けられるようなシーンがたくさんありますが、妻夫木さんが演じられる太一を信じ、最後の最後まで丁寧に演じて行けたらと思っています。
タイトルに見合う作品になることを期待しながら、精一杯頑張ります。
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