性的暴行疑惑のケビン・スペイシー、イタリア映画で俳優復帰か
2021年5月25日 17:00

性的暴行疑惑でハリウッドから“干された”状態にあるケビン・スペイシーが、イタリア映画で復帰を図っていることが明らかになった。米Deadlineが報じている。
スペイシーは、イタリア俳優フランコ・ネロの監督作「L'uomo che disegno Dio」に出演するという。今作には、ネロ監督の妻であるバネッサ・レッドグレーブも出演する。
ネロ監督は、米ABCニュースの取材に対して「ケビンが私の映画への出演に同意してくれて嬉しい」「彼のことは名優として尊敬しており、映画のクランクインが待ち遠しい」と明言。スペイシー本人はコメントを発表していない。
スペイシーは2017年10月、「スター・トレック ディスカバリー」に出演している俳優アンソニー・ラップから、ラップが14歳のときに26歳だったスペイシーに性的関係を迫られたと告発された。スペイシーは謝罪したが、同時に自らが同性愛者であることをカミングアウトし、問題のすりかえを図ったことで批判を浴びている。
その後、アメリカだけでなく、イギリスでも児童虐待と性的暴行の告発が相次いだため、スペイシーは人気シリーズ「ハウス・オブ・カード 野望の階段」からの降板を余儀なくされ、その後は主だった俳優活動を行っていない。
現時点で、スペイシーの最後の映画出演作は「ビリオネア・ボーイズ・クラブ」(2018)となっている。
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