中絶手術のため高校生がニューヨークへ 女性ならではの痛みと悲しみに向き合う「17歳の瞳に映る世界」予告編
2021年4月28日 10:00

少女たちの勇敢な旅路を描き、第70回ベルリン国際映画祭銀熊賞(審査員グランプリ)受賞した「17歳の瞳に映る世界」の公開日が7月16日に決定。予告編とポスタービジュアルがお披露目された。
性的アイデンティティに悩む青年を描いた「ブルックリンの片隅で」で2017年サンダンス映画祭監督賞を受賞し、注目を集めたエリザ・ヒットマンの長編3作目。「ムーンライト」のバリー・ジェンキンスが製作総指揮に名を連ねる。友達も少なく、目立たない17歳の高校生のオータムは、ある日妊娠していたことを知る。彼女の住むペンシルベニアでは未成年者は両親の同意がなければ中絶手術を受けることができない。同じスーパーでアルバイトをしている親友でもある従妹のスカイラーは、オータムの異変に気付き、金を工面して、ふたりで中絶に両親の同意が必要ないニューヨークに向かう。
予告編は、「男だったらと思う?」というスカイラーの問いかけから始まり、次のショットではエコー画面とオータムの腹部から顔のアップまでが印象的に映し出される。「母親になる自信がない」という言葉に呼応するように、いとこのスカイラーが金を盗み、ふたりはバスでニューヨークへ向かう。重いスーツケースを抱え、慣れない土地で一夜を過ごす場所を探すふたり。地下鉄では男性にニヤついて見つめられ、時には太ももを触られるなど、女性ならではの痛みも経験。そして、クリニックでは「4択で答えて――“一度もない、めったにない、時々、いつも”」という原題でもある問いが向けられる。少女ふたりの連帯を感じさせる映像だ。
7月16日から、TOHOシネマズ シャンテ他全国順次公開。
(C)2020 FOCUS FEATURES LLC
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