公開から約30年、桑田佳祐監督「稲村ジェーン」が初Blu-ray&DVD化 「真夏の果実」「希望の轍」を生んだ伝説の音楽映画
2021年4月22日 04:00

桑田佳祐が監督し、1990年に公開され350万人動員を記録した映画「稲村ジェーン」。翌年の1991年にレーザーディスク、VHSとして発売されて以降、一切パッケージ化されなかった本作が、30年の時を経て“エモーショナル・リマスタリング”され、初のBlu-ray&DVD化、サザンオールスターズのデビュー43周年となる6月25日に発売される。
映画は、1964年に開催された東京オリンピックの翌年、1965年の鎌倉市稲村ヶ崎を舞台に、若者たちのひと夏を、音楽と共に描く。加勢大周が主演、金山一彦、的場浩司、清水美砂、尾美としのりらが共演する。1990年当時、ミュージシャンが映画監督を務めるという挑戦的な作品であったにも関わらず、同年公開の日本映画で5本の指に入る350万人動員を記録したメガヒット作品。また、監督を務めた桑田の手によって10数曲もの新曲が書き下ろされ、主題歌であるサザンオールスターズの「真夏の果実」、挿入歌の「希望の轍」など、時代を超えて多くの人々に愛され続ける数々の名曲が生み出された、伝説の“音楽映画”だ。本編映像は当時のテープをデジタル・リマスタリング化。2021年現在の最新技術により、エモーショナルな映像と音で「稲村ジェーン」の世界に没入できるようになっている。

完全生産限定版(1万1000円)には、主人公ヒロシの愛車であり、この映画の象徴的な存在として登場する「ダイハツ“ミゼット”」の1/50ミニチュアモデル(稲村ジェーン オリジナルカラーver.)、場面写真や、当時のスタッフが大切に保管していたという桑田の直筆による撮影コンテなどを掲載して製作されたスペシャルフォトブックが付属する予定。限定版・通常版(7700円)共通で、映画本編とは別に、特典DVDが付帯されることも決定している。
さらに、全国CDショップ、オンラインショップでの先着予約・購入特典として、ジャケットビジュアルA4クリアファイルがプレゼントされる。詳細は作品特設サイト(https://special.southernallstars.jp/inamurajane/)で告知中。
今から約30年前。まだまだひよっこの私が監督のみならず、欲張って主題歌や音楽もやってしまったという、若気の至りの極致ともいえる作品。そんな「稲村ジェーン」が今更ながら作品化されるとのこと。うれしくもあり、同時に恥ずかしい気持ちもいっぱいです。
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