「シン・エヴァンゲリオン劇場版」興収74.2億円 “最初で最後”の監督陣舞台挨拶が大盛況
2021年4月12日 15:00
「シン・エヴァンゲリオン劇場版」の最新の累計興行成績(全国466館:IMAXの38館、4Dの82館を含む)が発表され、公開初日(3月8日)からの35日間で興行収入74億2624万3700円、観客動員484万8041人を記録。興行収入・観客動員ともにシリーズ最高記録を更新中となっている。
4月11日には、庵野秀明(総監督)、鶴巻和哉(監督)、前田真宏(監督)、碇シンジ役・緒方恵美の登壇による舞台挨拶が新宿バルト9にて実施。「エヴァンゲリオン」シリーズでの監督陣の舞台挨拶は史上初となり、今後の登壇は予定されていない。“最初で最後”の監督陣舞台挨拶だったことから、イベント会場となった新宿バルト9のシアター9のチケットは約3分で完売。さらに、全国328の映画館が参加という大規模な同時生中継も行われた。
庵野総監督は「スタッフの代表として、みなさまにお礼を言う最後のチャンスかな、と思って出ることにしました」「こういったニッチな(分野の)ロボットアニメで100億を目指せるというのはありがたいこと」と“シリーズ最高の記録”を支えてくれたファンへ感謝を述べた。それを受けてSNS上では「庵野秀明を100億の男へ」「碇シンジを100億の男へ」というような声があがり、大きな反響を呼んでいる。
さらに、宇多田ヒカルによるテーマソング「One Last Kiss」をはじめとして、これまで「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズへ提供してきた全てのテーマソングのが収録されたEPが、発売から1カ月経過しながらも、4月10日付のオリコンデイリーアルバムランキングで1位となる異例の再浮上。また、10日夜にTikTokで行われた「シン・エヴァンゲリオン劇場版」公開記念スペシャルLIVE(出演:高橋洋子、緒方、TikTokクリエイター・しんのすけ)では、「エヴァンゲリオン」公式アンバサダーをつとめる高橋が代表曲「魂のルフラン」「残酷な天使のテーゼ」などを歌い上げ、緒方とのトークを展開。総視聴数は13万人以上を記録している。
音楽、イベント、舞台挨拶など“シン・エヴァ”一色の週末となった4月10日、11日。10日は、興収が1億2323万1550円、観客動員が7万5023人、11日は、興収が1億4197万1600円、観客動員が8万5784人。2日間累計の成績は、興収が2億6520万3150円、観客動員が16万807人となっている。