米アカデミー賞授賞式は対面形式で強行 ノミニーから不満噴出
2021年3月26日 19:00

米アカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミー(AMPAS)が、第93回米アカデミー賞授賞式へのバーチャルでの参加を採用しないことに対し、ノミネートされた人たちから不満が噴出している。米Deadlineが報じた。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、ゴールデングローブ賞をはじめとする映画賞の授賞式がバーチャル形式に切り替わるなか、第93回米アカデミー賞授賞式は従来通りの対面形式を選択。参加できるのはノミネートされた人とそのゲスト、及び、プレゼンターのみだ。メイン会場は従来のドルビー・シアターではなく、ロサンゼルスのダウンタウンにある風通しの良いユニオン駅を採用するなど、感染防止対策が取られている。
しかし、バーチャル方式を採用しなかったことで、現在アメリカ国外にいるノミネートされた人たちや、彼らの移動を調整し費用を負担する広報や映画スタジオは頭を抱えているという。
アカデミー賞に参加するために、ロサンゼルスがあるカリフォルニア州にやってきた場合、10日間の自主隔離をする必要がある。さらに、アカデミー賞後にまた出国するとなると、それぞれの国で再び自主隔離をする必要がある。ヨーロッパではロックダウン中の国も少なくなく、例えばイギリスから緊急以外の理由で出国する場合、最大5000ポンドの罰金が科せられる。つまり、いまアメリカ国外にいる場合、アカデミー賞に参加するだけで1カ月間近い期間を自主隔離に費やさなければならず、滞在費のみならず、撮影停止のためのコストが生じるのだ。
あるコンサルタントは、バーチャルでの参加を許さない映画芸術科学アカデミーの態度が尊大だとして、映画会社を巻き込んで抗議を行っているという。
第93回アカデミー賞授賞式は、4月25日(現地時間)に行われる。
関連ニュース





映画.com注目特集をチェック

映画「F1(R) エフワン」
【語れば語るほど、より“傑作”になっていく】上がりきったハードルを超えてきた…胸アツをこえて胸炎上
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

たった1秒のシーンが爆発的に話題になった映画
【この夏、絶対に観るやつ】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた…魅力を徹底検証!
提供:ワーナー・ブラザース映画

186億円の自腹で製作した狂気の一作
【100年後まで語り継がれるはず】この映画体験、生涯に一度あるかないか…
提供:ハーク、松竹

なんだこの映画は!?
【異常な超高評価】観たくて観たくて仕方なかった“悪魔的超ヒット作”ついに日本上陸!
提供:ワーナー・ブラザース映画

すさまじい映画だった――
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

“生涯ベスト”の絶賛!
「愛しくて涙が止まらない」…笑って泣いて前を向く、最高のエール贈る極上作【1人でも多くの人へ】
提供:KDDI

究極・至高の“昭和の角川映画”傑作選!
「野獣死すべし」「探偵物語」「人間の証明」…傑作を一挙大放出!(提供:BS10 スターチャンネル)