秘密工作員の先駆けとなった英特殊部隊の実話を映画化 ガイ・リッチー監督が交渉中
2021年3月2日 14:00
米パラマウント・ピクチャーズが準備中の第2次世界大戦を描く映画「Ministry of Ungentlemanly Warfare(原題)」の監督に、実写版「アラジン」のガイ・リッチーが交渉中だと米Deadlineが報じている。
同作は、ダミアン・ルイス著のノンフィクション本「Ministry of Ungentlemanly Warfare: How Churchill's Secret Warriors Set Europe Ablaze and Gave Birth to Modern Black Ops」の映画化。第2次世界大戦中、ヨーロッパ戦線でドイツが優勢を誇るなか、イギリスのウィンストン・チャーチル首相は敵陣で隠密活動を行う特殊部隊を結成。戦時下における従来の紳士的なルールを破り、手段を選ばずに破壊活動を行った彼らは、現代の秘密工作員の先駆けとなった。同著では、生きて帰れることはないと覚悟しながら同部隊に志願し、友情を育んだ兵士たちの実態が描かれている。
パラマウントは、争奪戦の末、2015年に同著の映画化権を獲得し企画開発を続けてきた。プロデューサーはヒットメーカーのジェリー・ブラッカイマーで、脚本の最新稿は「プライベート・ウォー」のアラッシュ・アメルが執筆している。
リッチー監督は現在、ジェイソン・ステイサムと5度目のタッグとなる「ファイブ・アイズ(原題)」の製作中だ。