成田凌、初共演の清原果耶との掛け合いに手応え「俺たちピッタリじゃん」
2021年3月1日 08:00

俳優の成田凌と女優の清原果耶の主演映画「まともじゃないのは君も一緒」の完成報告イベントが2月28日、東京・千代田区のアキバホールで行われた。2人に加え小泉孝太郎、泉里香、前田弘二監督が登壇。成田は、「いろいろなことを考えていただけるし、単純に笑えるところもある。見方は自由です」とアピールした。
前田監督と脚本の高田亮氏のタッグによるオリジナル作品。コミュニケーション能力ゼロの予備校講師と、知識は豊富だが恋愛経験ゼロの少女が「普通の恋愛と結婚」を求めて繰り広げるコメディタッチのラブストーリーだ。
成田は脚本を読み、「素直に面白かった。普通が大きな題材で恋愛ミッションをクリアしていくけれど、普通とは何かいまだに答えが出ていない状況」と苦笑い。清原は、「とにかくしゃべっている。畳みかけるような会話劇で面白おかしく、真理をついている部分もあった」と解釈した。

2人は初共演で脚本の読み合わせが初対面だったが、成田は「一発目からいい感じで、俺たちピッタリじゃんと思った。撮影も2人で生きている感覚があって、アクションを起こしてくれる清原さんに気持ち良くさせてもらった」と絶賛。対する清原も、「不安を抱えていたけれど、どの角度から入っても成田さんがすべて受け止めてくれた。やっちゃえという思いに達した時は好き勝手にやらせてもらった」と全幅の信頼を寄せた。
タイトルに絡めそれぞれの「まともじゃないところ」を公表することになり、成田は「ものがなくなる」と発表。「知らないうちによく服がなくなったりするんです。僕の家のカギを持っているのはマネジャーだけなので、マネジャーが泥棒なんです」と冗談めかしたが、清原が「絶対に違いますよ」と真っ向否定し会場の笑いを誘った。

その清原は、「フリスクは絶対に噛(か)む」と書き「誰も共感してくれなかったので」と明かすと、すかさず成田が「もっと(なめている時間を)楽しめばいいじゃん」と指南。小泉は「グミは(噛む)?」と尋ねたが、またも成田が「噛まないとなくならないでしょ」とツッコみ、再び爆笑が起こった。
主役2人のやり取りを見守っていた前田監督は、「噛み合わない掛け合いの繰り返しで世界観が構築されていくので、果たしてできるのかという未知の挑戦だったが、現場でその世界観が広がっていった。最高のスタッフ、キャストに恵まれ自信たっぷりです」と満面の笑み。清原は、「見てくださった方のあったかい一部につながってほしい。ぜひ楽しんで見てください」と真摯に語った。
「まともじゃないのは君も一緒」は、3月19日から全国で公開される。
(C)2020「まともじゃないのは君も一緒」製作委員会
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