米ディズニーが「アイス・エイジ」シリーズのブルースカイ・スタジオを閉鎖
2021年2月16日 16:00

米ウォルト・ディズニーが、米アニメ会社ブルースカイ・スタジオの閉鎖を決定したと、米Deadlineが報じている。
ブルースカイ・スタジオは、「アイス・エイジ」シリーズや「I LOVE スヌーピー THE PEANUTS MOVIE」などで知られる20世紀フォックスアニメーション傘下のCGアニメ製作会社。ディズニーは、2019年3月に21世紀フォックスの巨額買収が完了したことによって同社を獲得。ピクサーとウォルト・ディズニーという名門アニメーションスタジオ2社を抱えるディズニーだけに、ブルースカイ閉鎖の可能性が取り沙汰されていたが、ディズニーは同スタジオの維持を選択。ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオの社長を務めていたアンドリュー・ミルスタイン氏が、それまでトップを務めていたロバート・ベアード氏と共同で社長を務めてきた。
しかし、新型コロナウイルスによる経営悪化により、ディズニーはアニメーションスタジオ3社を維持するのが困難になったようだ。ディズニーの広報担当は、「現在の経済状況を鑑み、多くの検討と評価を行った結果、ブルースカイ・スタジオを閉鎖するという難しい決断を下しました」と説明している。
ブルースカイ・スタジオはこれまでに13本の長編映画を公開し、世界総興収59億ドルを獲得。最後のブルースカイ・スタジオ作品となった「スパイ in デンジャー」は、ウィル・スミスとトム・ホランドが声の出演を果たしたものの、世界総興収1億7100万ドルという期待はずれの結果に終わっている。また、22年1月14日の全米公開に向けて準備が行われていた最新作「Nimona(原題)」は、製作中止になるという。
正式閉鎖は今年4月で、米コネチカット・グリニッジに拠点を置くブルースカイ・スタジオの社員450名は、関連会社に異動する方向で調整が行われることになるという。

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