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「生きろ 島田叡 戦中最後の沖縄県知事」予告編 主題歌は小椋佳

2021年2月3日 10:00

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戦後「官僚の鑑」「本当の民主的な人」と讃えられた島田叡に迫る
戦後「官僚の鑑」「本当の民主的な人」と讃えられた島田叡に迫る
(C)2021 映画『生きろ 島田叡』製作委員会

米軍が最も恐れた男 その名は、カメジロー」の佐古忠彦監督が、太平洋戦争末期の沖縄県知事・島田叡にスポットを当て、知られざる沖縄戦中史を描いたドキュメンタリー「生きろ 島田叡 戦中最後の沖縄県知事」の予告編が公開された。主題歌は1月20日に発売された小椋佳のラストアルバム「もういいかい」の収録曲「生きろ」。

1944年10月10日、米軍による大空襲で壊滅的な打撃を受けた沖縄。翌年1月、内務省は新たな沖縄県知事として、当時大阪府の内政部長だった島田叡を任命する。家族を大阪に残して沖縄に降り立った島田は、大規模な疎開促進や、食糧不足解消に奔走するなど、様々な施策を断行。米軍の沖縄本島上陸後は、壕を移動しながら行政を続けた。大勢の県民が命を落としていく中、島田は軍部からの理不尽な要求と、行政官としての住民第一主義という信念の板挟みとなり、苦渋の選択を迫られる。

戦時下の教育により「玉砕こそが美徳」とされた時代、周囲の人々に「生きろ」と言い続けた島田の生き方、考え方はどのように育まれたのか。沖縄戦を生き延びた県民たち、軍や県の関係者、遺族への取材を中心に、新たに発見された資料を交えながら、その生涯に迫る。

公開された予告編は、爆撃により火の手の上がった農地や、傷ついた人々など戦争の生々しい記録映像に始まり、「オレは死にとうないから、誰かが行って死んでくれとはよう言わん」という佐々木蔵之介のナレーションによる島田叡の決意が語られる。そして戦時中、島田と行動を共にした住民たちがその人物像を伝える内容となっている。映像の途中に小椋佳の主題歌が流れ、タイトル通りの前向きなメッセージによって締めくくられている。

本作のために主題歌を書き下ろした小椋は「ラストアルバム用の作品創りの真っ最中であった私に、本作の主題歌制作の依頼を受けた。今年喜寿を迎え、老いを痛感する日々で、ラストアルバム用に書いたほとんどが『死』を意識した内容もしくは人生を振り返るものとなっている。その中で、本作用に書いた『生きろ』は、戦火の中、死の淵に立たされていた人々を『生きる』という道に誘った島田叡の凄味に感化され、生きることを強く奨める楽曲になった。島田叡によって生きながらえた人々の証言を聞き、私ももう少し余生のおまけとして生きてる命を享受してみようと思うに至った」とコメントを寄せている。

3月6日沖縄で先行公開、3月20日から全国公開。


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