米ディズニーアトラクション「ジャングルクルーズ」がリニューアル 人種差別批判受け
2021年2月3日 11:00
米ディズニーランドの人気アトラクション「ジャングルクルーズ」がリニューアルされることが明らかになった。米ロサンゼルス・タイムズ紙が報じている。
「ジャングルクルーズ」は、陽気な船長のボートに乗って、ゾウやワニ、ライオンなどのさまざまな野生動物たちを観察しながらジャングルを進む探検ツアーで、1955年に米カリフォルニアのディズニーランドがオープンしたときからある人気アトラクションだ。しかし、当時のアメリカの世界観を下敷きにしているため、先住民族が野蛮人や従属的な存在として描かれており、人種差別的だとの批判にさらされてきた。
このほど、米ウォルト・ディズニー社は、カリフォルニアのディズニーランドとフロリダのディズニーワールドにある本アトラクションを刷新すると発表。現在の世界の多様性を尊重し、アトラクションに反映するという。なお、「ジャングルクルーズ」は、ドウェイン・ジョンソン、エミリー・ブラント共演の映画版の公開を控えているが、今回のリニューアルは映画の公開とは無関係だという。
また、ディズニーは「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズの下敷きになったディズニーランドの人気アトラクション「カリブの海賊」に関しても、一部の描写が女性蔑視だと批判されたことを受けてリニューアルをしている。
「ジャングル・クルーズ」
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