尾上松也が浴衣姿の百田夏菜子に一目惚れ!? 　歌と笑いがあふれる「すくってごらん」予告編

（C）2020映画「すくってごらん」製作委員会 （C）大谷紀子／講談社

歌舞伎俳優・尾上松也が映画初主演し、百田夏菜子（ももいろクローバーZ）がヒロインを演じる「すくってごらん」の予告編とポスタービジュアルが公開された。

原作は“世界初の金魚すくいマンガ”として知られる大谷紀子氏の同名漫画。とある失敗で順風満帆な人生から外れたメガバンクの銀行員・香芝誠が、左遷の地で「金魚すくい」やそれを取り巻く人々と出会い、成長していく姿を描く。日曜劇場「半沢直樹」（TBS）でIT社長役を演じた尾上が、今作では元エリート銀行員役に挑む。百田は香芝が恋心を抱くヒロインを演じ、役名の生駒吉乃名義で主題歌「赤い幻夜」を歌うことも決定した。

メガホンをとったのは、長編デビュー作「ボクは坊さん。」で高い評価を受けた真壁幸紀。原作と同じ奈良県を舞台に、「和」と斬新な映像表現を融合させ、華麗で魅惑的な映像世界を作り上げた。

予告編は、香芝がラップ調の曲を口ずさみながら、無表情でパソコンのキーボードを叩く姿から始まる。たった一つの過ちで出世街道から外れてしまった香芝は、荒んだ気持ちを抱えて左遷の地へ。謎の美女・吉乃に一目惚れした香芝は、彼女に手招きされ、金魚すくいの店「紅燈屋」へと迷い込む。映像には、石田ニコル扮する明日香に吉乃への恋心を見抜かれ動揺する様子や、明日香に不意打ちでキスをされ仁王立ちで絶叫する場面など、予期せぬ事態の連続にとまどう香芝の姿が映し出される。

予告編では、本作の大きな魅力のひとつでもあるキャストの歌声も聞くことができる。尾上は冒頭のラップ調の曲に加え、複数曲を熱唱。「紅燈屋」のシーンでは百田演じる吉乃の歌声が使われ、本映像で初披露された。

「すくってごらん」は、3月12日から東京・TOHOシネマズ日比谷ほか全国公開。