「キャプテン翼」高橋陽一氏、マラドーナさんを描き下ろし「作品全体に大きな影響を与えてくれた」
2021年1月28日 12:00

「キャプテン翼」で知られる漫画家・高橋陽一氏が、サッカー元アルゼンチン代表のディエゴ・マラドーナさんの人生に迫る映画「ディエゴ・マラドーナ 二つの顔」のために描き下ろしたイラストが披露された。
マラドーナさん本人の協力を得て製作した本作は、500時間にもおよぶ未公開映像を基に、本人やチームメイトの証言を交えて展開。栄光と転落を繰り返す“天才”の真実が明かされていく。
高橋氏は、1979年のワールドユースの頃からマラドーナさんに注目していたことを明かし、「シュートだけでなく、パスやドリブルでも人々を魅了してくれていて、こちらの予想を超えるプレーでいつもワクワクさせてもらいました。同い年ということもあり、突然の訃報にただただ大変驚き、非常に残念な気持ちです」と、昨年亡くなったマラドーナさんを追悼する。

イラストについては「1986年のメキシコワールドカップで優勝を果たして観衆の声援に応える姿と、5人抜きのシーンを描きました。長年見てきた同い年のサッカー選手ということもあり、非常に感慨深かったです。また、代名詞ともいえる太ももは改めて太さに驚きを覚えました」と説明。
「有名な5人抜きをはじめ漫画のようなプレーの数々は、大空翼のプレーはもちろん、作品全体に大きな影響を与えてくれました。なかでもファン・ディアスというキャラはプレースタイルや性格など、そのままマラドーナさんをモデルにしました」と自身も影響を受けたことを明かし、「マラドーナさんの現役時代を知っている方も知らない方も、この映画を見てワクワクした気持ちになってもらえたらと思います」とコメントを寄せた。
「ディエゴ・マラドーナ 二つの顔」は、2月5日から東京・新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ渋谷、グランドシネマサンシャインほかで公開。
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