ビートルズ所縁のアビー・ロード・スタジオのドキュメンタリー映画製作 ポール・マッカートニー長女が監督
2021年1月17日 13:30

伝説の英バンド「ザ・ビートルズ」が録音を行ったことで知られる、ロンドンのアビー・ロード・スタジオを題材にした初のドキュメンタリー映画「If These Walls Could Sing(原題)」が製作されることがわかった。ポール・マッカートニーの長女であり、写真家で映画監督のメアリー・マッカートニーが監督を務める。
ロンドン北西部のセント・ジョンズ・ウッドにあるアビー・ロード・スタジオ(当時の名称はEMIレコーディング・スタジオ)は、1931年に設立され、その画期的な録音技術で高い評価を得てきた。当初はクラシック音楽のレコーディングに使用されていたが、その後はジャズ、ビッグバンド、ロックなど、様々なジャンルの音楽が扱われるようになった。62年に結成された「ザ・ビートルズ」は、全楽曲210曲のうち190曲を同スタジオで録音。69年にリリースされた同バンドの最後のオリジナルアルバム「アビイ・ロード 」のヒットを受け、スタジオの名前がアビー・ロード・スタジオに改称された。
「If These Walls Could Sing(原題)」は、スターたちのインタビューやアビー・ロード・スタジオ内部に精通する関係者への密着取材を交えながら、同スタジオの知られざる物語を紐解くドキュメンタリー。ユニバーサル・ミュージック・グループの映像制作会社であるマーキュリー・スタジオと、「ヴィヴィアン・ウエストウッド 最強のエレガンス」「エリック・クラプトン 12小節の人生」など様々なドキュメンタリーの製作を手掛けたことで知られるジョン・バトセックが提携し、製作を担う。米バラエティによると、同作は11月に始まるアビー・ロード・スタジオの90周年記念イベントの目玉になるとみられている。
メガホンをとるメアリーは、「幼い頃の最初の記憶の一部は、アビー・ロードで過ごした時間でした」「私はこの歴史的な場所の物語をずっと伝えたいと思っていました。ジョンとマーキュリー・スタジオのチームは、このクリエイティブな野望を実現するための最高のパートナーです」と思いを語っている。
マーキュリー・スタジオのCEOであるアリス・ウェブ氏は、「マーキュリー・スタジオとしては、アビー・ロード・スタジオの素晴らしい物語を初めて映画で伝えるにあたり、メアリー・マッカートニーとジョン・バトセック以上に明確なビジョンを持ち、情熱的なパートナーは考えられませんでした」と話す。アビー・ロード・スタジオのマネージング・ディレクターを務めるイザベル・ガーベイ氏は、「アビー・ロード・スタジオで長年にわたり、数えきれないほど『If These Walls Could Sing』(もしこの壁が歌えたなら)という言葉を聞いてきました。そうした物語が、時代を超えたドキュメンタリーとして形になることが待ちきれません」とコメントを寄せている。
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