ロイ・アンダーソン新作「ホモ・サピエンスの涙」お気に入りシーンを和田ラジヲ、Noritake、大橋裕之らが描き下ろし
2020年11月11日 17:00

スウェーデンの奇才ロイ・アンダーソンが、時代も性別も年齢も異なる人々が織りなす悲喜劇を圧倒的映像美で描き、2019年・第76回ベネチア国際映画祭で銀獅子賞を受賞した「ホモ・サピエンスの涙」。映画の公開を記念し、人気漫画家やイラストレーターが、劇中のお気に入りシーンをそれぞれタッチで描き下ろした。
この世に絶望し信じるものを失った牧師、戦禍に見舞われた街を上空から眺めるカップル、これから愛に出会う青年、陽気な音楽にあわせて踊る若者……。アンダーソン監督が構図・色彩・美術など細部に至るまで徹底的にこだわり抜き、全33シーンをワンシーンワンカットで撮影。「千夜一夜物語」の語り手シェヘラザードを思わせるナレーションに乗せ、悲しみと喜びを繰り返してきた不器用で愛おしい人類の姿を万華鏡のように映し出す。
今回のイラスト企画に参加したのは、不条理ギャグ漫画の和田ラジヲ、「ゾッキ」が映画化された大橋裕之、月刊!スピリッツで「三日月のドラゴン」連載中の長尾謙一郎、NTTdocomoや数々の広告イラストを手がけるNoritake、文春オンラインの挿絵などを担当する大嶋奈都子、似顔絵・ドット絵・映画イラストをSNSで発表しているデザイナーの最上直彦の6人。
日常のワンシーンを切り取った登場人物の絶妙な表情、哀愁溢れる姿などをそれぞれの画風で個性的に描いている。実際には、どのようなシーンとして登場するのか、是非本編でチェックして欲しい。
11月20日からヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほかで公開。
(C)Studio 24
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