ベネディクト・カンバーバッチ&クレア・フォイ、批評家激賞の新刊「Migrations」映画化で再タッグ
2020年11月3日 17:15

豪作家シャーロット・マコナヒーによる話題の新刊「Migrations(原題)」が、ベネディクト・カンバーバッチ製作、クレア・フォイ主演で映画化されることがわかった。米ハリウッド・レポーターが独占で報じている。
8月に全米で出版されるや評論家から絶賛を浴びた同著は、地球温暖化により死が近づきつつある自然界で、絶滅に瀕した渡り鳥に自分を重ね、再生を求めてさまようひとりの女性を描いた壮大な叙情詩。南極圏から北極圏へと向かう鳥“キョクアジサシ”の群の最後の「渡り」を見届けるべく、無理を言って小さな漁船に乗り込んだフラニー・ストーン(フォイ)は、はみ出し者ぞろいの漁師たちと荒波を進むなか、愛と喪失、罪にまみれた自身の暗い過去と向き合うことになるというストーリーだ。
地球温暖化というタイムリーなテーマと、近年ますます需要が高まっている「多層的で強い女性主人公」を兼ね備えた小説とあって、ハリウッドのメジャースタジオとストリーミング各社の間で争奪戦が繰り広げられた。最終的に、カンバーバッチがアダム・アクランドと立ち上げた製作会社サニーマーチが映画化権を獲得した。
カンバーバッチがアクランド、リア・クラークとともにサニーマーチを通じてプロデュースにあたる本作で、主演に加え製作総指揮も務めるフォイは、「魅力的な女性主人公をめぐる、最高にユニークで美しいこの物語の映画化に携わることができて、心から光栄に思うと同時に今からワクワクしています」と興奮を隠しきれない様子でコメントしている。
カンバーバッチ率いるサニーマーチは、第70回プライムタイム・エミー賞のリミテッドシリーズ/テレビムービー部門で作品賞を含む5部門にノミネートされたミニシリーズ「パトリック・メルローズ」を英Sky、米Showtimeと共同で制作。2021年には、大きな目をした猫の絵で知られる英イラストレーター、ルイス・ウェイン(1860~1939)の波乱に満ちた生涯を、カンバーバッチとフォイの共演で描く伝記映画「ルイス・ウェイン(原題)」、冷戦時代を舞台にしたスパイスリラー「The Courier(原題)」(ドミニク・クック監督)、モハメドゥ・ウルド・スラヒ氏のベストセラー本「グアンタナモ収容所 地獄からの手記」をケビン・マクドナルド監督のメガホンで映画化するタイトル未定の新作と、3作品の公開を控えている。
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