井ノ原快彦、声に注目の細やかな役作り 道枝駿佑とのメイキング写真も公開
2020年11月2日 17:00
ヒップホップバンド「TOKYO No.1 SOUL SET」の渡辺俊美のエッセイを映画化した「461個のおべんとう」のメイキング写真が披露された。「V6」の井ノ原快彦、関西ジャニーズJr.のユニット「なにわ男子」の道枝駿佑、メガホンをとった兼重淳監督の姿をとらえている。
妻と離婚した鈴本一樹が、高校生の息子・虹輝のためにお弁当を作り続けるさまを描く。井ノ原と道枝が親子を演じるほか、森七菜、若林時英、工藤遥、阿部純子、野間口徹、映美くらら、KREVA、やついいちろう、坂井真紀、倍賞千恵子が共演する。
自由奔放な父親、ミュージシャン、恋する男とさまざまな顔を見せる一樹を演じるにあたり、井ノ原は細やかな役作りを行った。例えば、セリフの一言とっても、シーンによっては「お弁当」を「弁当」と言い換えたほか、自らセリフの順番を変えることを監督に提案したそう。井ノ原は「事前に準備をしっかりするけれど、(撮影)現場で違うなと思ったらどんどん見直していった」と振り返っている。
精緻な芝居の一端を、録音の大竹修二は「一樹の声は、誰と居るかで全然違う」と明かし、「虹輝と一緒の時は、何があっても正面から受け止めるぞ! という落ち着いた感じで、真香(阿部純子)にはちょっと甘えた調子。バンド仲間だと中坊みたいな口調になっています」と声の違いを説明。そのほか、一樹のファッションも、原作者の渡辺を参考にしつつ、井ノ原の自前の洋服や帽子、ブーツなどを取り入れたそうで、随所に井ノ原のこだわりが詰まっている。
「461個のおべんとう」は11月6日から全国で公開。