重症のマイケル・ホーガンに「ギャラクティカ」共演者が医療費支援呼びかけ
2020年9月26日 11:00
[映画.com ニュース] 米人気SFドラマ「GALACTICA ギャラクティカ」で知られる俳優のマイケル・ホーガンが、転倒事故で重症を負い闘病中であることが、新たに立ち上げられたクラウドファンディング「GoFundMe」のページによって明らかになった。米The Wrapが報じている。
1978年のSFドラマシリーズ「宇宙空母ギャラクティカ」のリブート版となる「GALACTICA ギャラクティカ」は、全文明を破壊し人類の滅亡を謀る機械生命体サイロンから逃れた宇宙空母ギャラクティカのクルーらが、生き残りを賭け安住の地を目指して宇宙の逃避行を繰り広げる姿を描いた壮大なスペースオペラ。米Sci-Fiチャンネルで2004年から4シーズンにわたり放送され、大人気を博した。
同作でギャラクティカの副艦長ソール・タイ大佐役を演じたホーガンは2月、カナダ・バンクーバーで開催されたファンイベントに出席した際に、ディナーの席で転倒し頭部を強打。翌朝、妻のスーザン・ホーガンさんが起こしにいったところ意識がなかったため、すぐに現地の病院に搬送された。脳内出血が発覚し緊急手術を受けたものの、現在もなお左半身不随をはじめ、記憶障害、認識機能障害など重篤な後遺症と闘っているという。
看護にかかる莫大な医療費をカバーする目的で家族の友人が立ち上げたGoFundMeページには、共演者からの寄付と激励メッセージが次々と寄せられている。
サイロン・エージェント「ナンバー6」を演じたトリシア・ヘルファーが、「私たちの頼れる副艦長は、何カ月もの間厳しい闘いを繰り広げています。最高に可笑しくて才能豊かな、愛すべき友人マイケルが、この試練を乗り越えられるよう願っています」とコメントした。一方で、ローラ・ロズリン大統領役のメアリー・マクドネルは、「少なすぎる寄付などというものはありません。マイケルの闘病を支えるために、皆さんからの寄付とありったけの愛を募ります」とファンに訴えかけた。
9月21日(現地時間)に開設されたページには、同日夜までに目標金額15万ドル(約1580万円)のうち、すでに6万5000ドル(約680万円)の寄付が寄せられており、寄付金は長期ケアに必要な薬代やリハビリ費用などに充てられる。