シングルマザーが共同保育者を募る新しい子育ての形「沈没家族」が書籍化 再上映も決定
2020年9月17日 20:00

[映画.com ニュース]映画.com ニュース]1990年代半ばに共同保育で幼少期を送った加納土監督が、自身の生まれ育った場所での生活を振り返るドキュメンタリー「沈没家族 劇場版」。昨年全国のミニシアターで公開され話題を呼んだ本作の、本編で語られなかったもうひとつの“沈没家族”を綴った加納監督によるエッセイ「沈没家族 子育て、無限大。」(筑摩書房)が刊行され、映画の再上映が9月26日から行われる。
PFFアワード2017で審査員特別賞、京都国際学生映画祭2017では観客賞と実写部門グランプリを受賞するなど話題を呼んだ本作は、加納監督が武蔵大学在学中の卒業制作として発表したドキュメンタリー映画を劇場版として再編集等を施して公開されたもの。
加納土の母親はシングルマザー。自分が家にいない間、幼い息子を代わりに保育してくれる人を募集し、彼女が撒いたビラを見て集まった大人たちによって共同保育がスタートする。子どもたちの面倒を見ながら共同生活を送る保育人たち。この取り組みは「沈没家族」と名づけられた。大学生になった加納土は、自身が育った「沈没家族」、そして家族とは何なのかとの思いから、かつて一緒に生活した人たちをたどる。母の思い、そして不在だった父の姿を追いかける中で、家族の形を見つめなおしていく。あたらしい“家族のカタチ”を問いかけるファミリーヒストリー・ドキュメンタリー。
「沈没家族 子育て、無限大。」出版記念再上映は、ポレポレ東中野で9月26日~10月9日まで連日午後3時より上映。期間中、トークイベントも開催される。
(C)2019 おじゃりやれフィルム
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