服役中の青年が司祭の代理に アカデミー賞ノミネートのポーランド映画「聖なる犯罪者」1月公開
2020年9月9日 10:00

[映画.com ニュース]第92回アカデミー賞外国映画賞にノミネートされたポーランド映画「聖なる犯罪者」(英題:Corpus Christi)が2021年1月15日に公開される。
少年院に服役中のダニエルは、前科者は聖職に就けぬと知りながらも、神父になることを夢見ている。仮釈放となり田舎の製材所で職を得たダニエルはふと立寄った教会で、新任の司祭と勘違いされ司祭の代わりを命じられる。司祭らしからぬダニエルに村人たちは戸惑うが、徐々に人々の信頼を得ていく。数年前、この村で起こった凄惨な事故を知ったダニエルは、心に深い傷を負った村人たちを癒そうと模索する。そんな中、少年院にいた男が現れすべてを暴くとダニエルを脅し、事態は思わぬ方向へと転がりだす……。
本作は2019年ベネチア国際映画祭内のベニス・デイズ部門でプレミア上映され、その後、ポーランドのアカデミー賞とされる「2020 ORL Eagle Awards」で監督賞、作品賞、脚本賞、編集賞、撮影賞ほか11部門の受賞した。以降、世界中の映画祭を席巻し、作品賞、監督賞、主演男優賞を中心に計49の賞を獲得した。
監督は本作が3作目となるポーランド出身のヤン・コマサ。長編デビュー作「スーサイド・ルーム」(11)は第61回ベルリン国際映画祭パノラマ部門に正式出品、続く第2作「リベリオン ワルシャワ大攻防戦」(14)は本国ポーランドで大ヒットを記録した。そして、最新作「ヘイター」(20/Netflix で配信中)はトライベッカ映画祭のインターナショナル・ナラティブ部門で最優秀作品賞を受賞、今世界で注目される若き監督の1人となった。
主演は、弱冠28歳のバルトシュ・ビィエレニア。少年院出身のダニエルと司祭トマシュという真逆の人物像を息もつかせぬ緊張感をもって演じきり、第55回シカゴ国際映画祭、第30回ストックホルム映画祭にて主演男優賞受賞を受賞し、第70回ベルリン国際映画祭では若手俳優に与えられる2020ヨーロピアン・シューティングスターにも選出された。
「聖なる犯罪者」は、2021年1月15日から、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、ホワイト シネクイントほか順次公開。
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