名古屋闇サイト殺人事件に迫るドキュメンタリー「おかえり ただいま」予告編

2020年8月6日 18:00


ドラマパートで母を演じる斉藤由貴
ドラマパートで母を演じる斉藤由貴

[映画.com ニュース]さまざまな社会問題を取り上げたドキュメンタリー作品を世に送り出している東海テレビによる劇場公開ドキュメンタリーの第13弾「おかえり ただいま」の予告編が公開された。

死刑弁護人」「約束 名張毒ぶどう酒事件 死刑囚の生涯」などで、日本の司法のあり方を問い続けた齊藤潤一監督が、ドキュメンタリーとドラマで“名古屋闇サイト殺人事件”の深層に迫る本作の予告は、ドラマパートで母を演じる斉藤由貴による慟哭の演技、そして娘を失った母・磯谷富美子さんの現在がクロスする、重層的な映像となっている。

2007年8月24日深夜、帰宅途中の女性が拉致、殺害され、山中に遺棄された名古屋闇サイト殺人事件。携帯電話の闇サイトで知り合った3人の男が犯人として逮捕され、母は加害者全員の死刑を望んだが、そこに大きく立ちはだかったのは「1人の殺害は無期懲役が妥当」という判例だった。事件発生直後から取材を開始した被害者の母のドキュメンタリーパートに加え、斉藤由貴佐津川愛美らによるドラマパートにより、事件前の母と娘のかけがえのない時間、短絡的で凄惨な事件を起こした男たちの生い立ちを浮かび上がらせていく。

おかえり ただいま」は、9月中旬からポレポレ東中野ほか全国順次公開。

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