仏領インドシナ、青年兵士の静かな復讐を描く戦争ドラマ「この世の果て、数多の終焉」予告編
2020年6月25日 19:00
[映画.com ニュース] ギャスパー・ウリエルが主演を務め、名優ジェラール・ドパルデューが共演、第2次世界大戦末期のフランス領インドシナを舞台に、傷ついた若きフランス人兵士を通して戦場の生々しい現実を描いた戦争ドラマ「この世の果て、数多の終焉」の予告編が公開された。大量虐殺や拷問など、戦場の目を覆いたくなる様な描写と共に、思いつめた一人の兵士が復讐に身を投じる様が切り取られている。
1945年3月。フランス領インドシナに進駐していた日本軍がクーデターを起こし、それまで協力関係にあったフランス軍に一斉攻撃を仕掛けた。駐屯地での殺戮を生き延びた青年兵士ロベールは、兄を殺害したベトナム解放軍の将校ヴォー・ビン・イェンへの復讐を誓い部隊に復帰する。ジャングルでのゲリラとの戦いが苛烈を極める中、ロベールはベトナム人の娼婦マイに惹かれるが、復讐に取り憑かれた彼はもはや後戻りできない。やがて理性を失ったロベールは、さらなるジャングルの奥地へと突き進んでいく。
「この世の果て、数多の終焉」は、8月15日から、シアター・イメージフォーラム他全国順次公開。