ジュディ・デンチが“核時代最後のスパイ”を熱演 「ジョーンの秘密」8月7日公開&苦悩がにじむ本編映像
2020年6月24日 10:00

[映画.com ニュース] オスカー女優ジュディ・デンチが、“イギリス史上、最も意外なスパイ”を演じた「ジョーンの秘密」が、8月7日から公開されることがわかった。あわせて、本編映像と場面写真7点もお披露目。映像には、ロシアの諜報機関KGBに核開発の機密を漏えいしたという罪に問われた主人公ジョーン・スタンリー(デンチ)が、最愛の息子から疑惑の視線を向けられるシーンが緊張感たっぷりに切り取られている。
2000年、英諜報機関MI5が、KGBに核開発の機密を流していた“核時代最後のスパイ”の正体を暴いたという衝撃のニュースが報道された。さらに驚くべきことに、容疑をかけられたのは、一見平凡な80代の老女だった――。この数奇な実話を題材にした英作家ジェニー・ルーニーのベストセラー小説を、トレバー・ナン監督が映画化。ソフィー・クックソンが若かりし頃のジョーンを演じたほか、トム・ヒューズがロシア人の恋人レオ役、ベン・マイルズがジョーンの息子で弁護士のニック役で共演した。
夫に先立たれ、仕事も引退したジョーンは、イギリス郊外で穏やかな一人暮らしを送っていた。ところが2000年5月、突然MI5にスパイ容疑で逮捕されてしまう。ジョーンは無罪を主張するが、亡くなった外務事務次官のW・ミッチェル卿が遺した資料から、彼自身とジョーンがKGBと共謀していた証拠が出てきたというのだ。仲間や家族を裏切ってまで、彼女は何を守ろうとしたのか――驚くべき真実が、次々と明かされていく。
本編映像は、逮捕されたジョーンと息子ニックが取り調べ室で向き合うさまを活写。ジョーンは「謝るわ。ニック」と話しかけるが、ニックは祖国への裏切りを疑われている母を受け入れられない。「あなたは信念に生きてるでしょ。私も同じよ」と思いを語り、裁判での弁護を頼む母に、ニックは「世界を救いたくて、国家機密を残忍な独裁者に?」と声を荒げ、憤りを隠せない様子。全てを語りきることができず、息子にも理解してもらえないジョーンの苦悩がにじむ映像となった。
「ジョーンの秘密」は、8月7日から東京・TOHOシネマズ シャンテほかで公開。
(C)TRADEMARK (RED JOAN) LIMITED 2018
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