米抗議デモの影響で、戦争題材の大ヒットゲーム「コール・オブ・デューティー」最新作のリリース延期
2020年6月6日 20:00
[映画.com ニュース] 全米で抗議デモの広がりを受けて、米人気ゲーム「コール・オブ・デューティ」最新作のリリースが延期となったと、米ハリウッド・レポーターが報じている。
米ミネソタに住む黒人男性のジョージ・フロイドさんが5月25日(現地時間)、白人警察官に首を膝で押さえつけられて死亡。周囲にいた人物が撮った動画がSNSなどで拡散し、全米各地に抗議デモが広がっている。この事件をきっかけに、ワーナー・ブラザースやウォルト・ディズニー、バイアコムCBSといったメディア企業や、YouTube、Amazon Prime Video、Hulu、Netflixなどのストリーミング会社はSNSを通じて、抗議運動の支持を表明した。
こうした流れを受け、戦争を題材にしたファーストパーソン・シューティングゲーム「コール・オブ・デューティ」シリーズを販売する米アクティビジョンも、「いまは平等と公正と変化を求める人々が注目を集めるべきときです」と、公式Twitterで発信。今週リリース予定だったオンラインゲーム「コール・オブ・デューティ ウォーゾーン」のシーズン4と、携帯ゲーム「コール・オブ・デューティ:モバイル」シーズン7の延期を発表している。
また、ソニーも6月4日(現地時間)に予定していたプレイステーション5の発表イベントの延期を発表。米プレイステーションの公式Twitterを通じて、「いまは祝賀のときではないと感じています。大切な声がきちんと届くように、私たちは退きます」とコメントしている。