「glee」リア・ミシェル、人種差別発言謝罪も元共演者から批判相次ぐ 企業提携も打ち切りに

2020年6月4日 19:00

共演陣から猛非難を浴びたリア・ミシェル
共演陣から猛非難を浴びたリア・ミシェル

[映画.com ニュース] 米ミネソタで黒人男性のジョージ・フロイド氏が白人警官に首を圧迫され死亡した事件をめぐり、抗議活動が全米に拡大するなか、米大ヒットドラマ「glee グリー」のレイチェル役で知られる女優リア・ミシェルがSNSで人種差別撲滅を訴えたところ、元共演者たちから猛反発される結果を招いてしまった。米バラエティなどが報じている。

ミシェルは、「ジョージ・フロイド氏に起きたことはあまりにも不当。このようなことは初めてではないし、終わらせなければなりません」というコメントに、ハッシュタグ「BlackLivesMatter(黒人の命にも価値がある)」をつけて自身のTwitterに投稿し、犠牲者に哀悼の意を表するとともに、蔓延する人種差別の撲滅を訴えた。

ところがその数日後、「glee グリー」シーズン6にジェーン・ヘイワード役で準レギュラー出演していたサマンサ・ウェアが、ミシェルの発言を引用リツイートして、「笑わせないでよ。私のドラマデビューを生き地獄のような体験にしたことを忘れちゃったの?!?! 私は一生忘れない。あなたは確か、私のウィッグに『クソをしてやりたい』ってみんなに言っていたわよね。そうした自覚なき差別がトラウマになって、私はハリウッドでキャリアを築くことに疑問を感じるようになってしまった」と告白。黒人だというだけの理由で「自覚なき差別」を受けたとして、ミシェルの偽善を厳しく非難した。

その後、ウェアの主張を裏づけるかのように、「glee グリー」のウェイド役で共演したアレックス・ニューウェルやメルセデス役のアンバー・ライリーら、黒人の元共演者たちが相次いでミシェルに対する批判めいたツイートを投稿。「エキストラのことをゴキブリと呼んでいた」という共演者も現れ、最終シーズンにゲスト出演したダビエ・スネルに至っては、「ちょっとアンタ。私は『場違いだから』って、ほかのキャストと同じテーブルに座らせてくれさえしなかったじゃない。くたばれ、リア」とFワードを用いて罵声を浴びせている。

かねてその傲慢な態度が物議を醸してきたミシェル。今回の告発にファンたちからは、「『グリー glee』時代からディーバ(わがままで女王気取り)って有名。全然驚かない」「彼女はカルマって言葉を知っているのかな」「人種差別主義者というか、もともと嫌な奴っていうだけ」と厳しい言葉が向けられた。

これを受け6月3日(現地時間)、ミシェルは自身のInstagramに長文の謝罪文を掲載。「先日のツイートは、つらい思いをしている有色人種の友人たちやコミュニティをサポートするつもりで投稿したものでしたが、共演者の皆さんの反応でこれまでの自分の振る舞いがどんなものだったか気が付きました」「言われているような具体的な発言をしたことは覚えていないですし、人をバックグラウンドや肌の色で批判したことも絶対にないとはいえ、いま重要なのはそういうことではありません。重要なのは、明らかに私が人を傷つける行いをしたと彼らに受け取られたことです」「その原因が、私の特権的な立場や視点が時として無神経で不適切と思われてしまったのか、私が未熟で不必要に気難しいからなのかはわかりませんが、これまでの私の行動と、苦痛を与えてしまった人たちにお詫びします」「あと数カ月で母親になりますが、このようなミスを乗り越え、教訓を得て、責任をとることで、子どもにとって真のロールモデルとなれるでしょう。批判は受け止めていますし、申し訳なく思っています。この経験を通して、将来よりよい人間になります」と綴った。

しかしながら、この謝罪には「覚えていないってどういうこと? ただ『そんな気持ちにさせてすみません』って言えないの? 救いようがない」「史上最低の謝罪文」などのコメントが集まり、火に油を注いだ形となってしまった。

この謝罪に納得がいかなかったのは、ファンだけではなかったよう。ブロードウェイの舞台「春のめざめ」でミシェルと共演したジェラルド・カノニコは、「きみはぼくやほかの代役たちにとって悪夢でしかなかった。“ここにふさわしくない”という気持ちにさせられたよ。何年間もきみに優しくしようと努めたけど無駄だった。彼らがそんな風に“受け取った”せいにするんじゃなくて、きちんと謝ったらどうなんだ」と怒りのリプライを送っている。

さらに、この謝罪文が掲載された後に、「glee グリー」シーズン1からメインキャラクターのブリトニー・ピアーズ役を演じた女優のヘザー・モリスが自身の見解をTwitterに投稿。「憎しみを広げたいとは思っていません」と前置きしつつ、「彼女との仕事が不愉快だったかと聞かれれば、非常に不愉快でした。彼女は長い間、他者に無礼な態度で接してきましたし、告発されるべきだと思います」と正直な胸の内を明かした。同時に、声をあげなかった自分たちにも責任があるとして反省しながら、「いま彼女は人種差別主義者だと思われていますが、それについては彼女自身にしかわかりません。でもたくさんの人がそう思うことって、大抵はね……」とミシェルが人種差別をしていることを示唆する文言で締めくくった。

なお、この騒動の影響で、ミシェルは広告塔をつとめていた食品宅配サービス「HelloFresh」を解雇されている。

(映画.com速報)

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