【イッキ見推奨海外ドラマ】全10話以内で見られる秀逸リミテッドシリーズ5選

2020年5月7日 11:00

「ボクらを見る目」はNetflixで独占配信中
「ボクらを見る目」はNetflixで独占配信中

[映画.com ニュース] 新型コロナウイルスの感染拡大により、連休でも自宅待機を続ける海外ドラマファンのみなさん、「何か見たいけど、見始めると長いんだよな……」とお困りではありませんか? そんな皆さんのために映画.comでは、全10話以内&今すぐおうちで見られる秀逸なリミテッドシリーズをご紹介いたします。この機にぜひイッキ見してみてくださいね!

■「運命の7秒」(全10話:Netflixで独占配信中)

「運命の7秒」はNetflixで独占配信中
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現代のアメリカが抱える人種問題を描いたクライムドラマ。黒人少年をひき逃げしてしまった白人警官は、気が動転したまま警察仲間に助け求めるが、人種問題になることを恐れた警察は事件を隠蔽しようとする。納得がいかない被害者家族は答えを探し求め、この事件に不自然さを感じていた担当検事補が捜査を開始する。被害者少年の母親役を演じたレジーナ・キングが、第70回プライムタイム・エミー賞で主演女優賞(リミテッドシリーズ/テレビムービー部門)を受賞している。

社会的強者が思うままに司法までをも操っていくさまと、社会的弱者がそれに立ち向かうときに払う代償の大きさを、包み隠さず描いた1作。被害者家族だけではなく、人種差別者と見なされることを恐れて身動きが取れなくなっていく警察側の視点も深く掘り下げている点は秀逸。人種差別への問題提起作かと思いきや、物語はそれを超える展開を見せる。事件の背景にある問題は本当に差別意識なのか? 人間としての倫理感が問われる結末は必見だ。

■「アンビリーバブル たった1つの真実」(全8話:Netflixで配信中)

「アンビリーバブル たった1つの真実」Netflixで配信中
「アンビリーバブル たった1つの真実」Netflixで配信中

レイプ被害を訴えた10代の少女が警察から真偽を疑われた挙句、偽証罪に問われた実話に着想を得たクライムドラマ。肉親から虐待を受け児童養護施設で暮らす主人公の少女マリー役を、映画「booksmart」(オリビア・ワイルド監督)のケイトリン・デバー、事件の捜査にあたる女性刑事コンビをトニ・コレットメリット・ウェバーが演じている。

マリーは、レイプ被害直後から異なる警察官に繰り返し暴行時の状況を説明することを余儀なくされ、混乱と疲れで証言があやふやになっていく。そんなマリーの証言の小さな矛盾を見つけた男性刑事は、マリーの元養母の「注目を集めるために嘘をついたのかもしれない」という言葉を信じ始める。マリーが執拗に尋問されセカンドレイプされる様子を見ていると、もっと論理的に言い返して欲しいと思ってしまうのだが、同時に、実際に自分がマリーの状況に置かれたら理路整然と説明などできるだろうかと怖くなる。

のちにマリーの事件を担当することになる女性刑事ふたりが事件の真相に迫っていくことになるが、最初に事件を担当したこの男性刑事も悪徳刑事だったわけでもない。むしろ、事件を解決したいという気持ちにおいて女性刑事たちとの差異はない。初動ミスは、無意識下の差別意識と、他者への想像力の欠如が招いたものだ。本作では、そんな無意識が1番避けがたく、怖いものだと知らしめている。

■「ボクらを見る目」(全4話:Netflixで独占配信中)

「ボクらを見る目」はNetflixで独占配信中
「ボクらを見る目」はNetflixで独占配信中

5人の黒人男性が不当逮捕された実際の冤罪事件をドラマ化。1989年の米ニューヨークのセントラルパークで、ジョギング中の白人女性が暴行される。犯人として当時14~16歳のハーレム出身の黒人少年5人が逮捕され、警察の圧迫尋問により罪を認めたことで実刑判決を受ける。しかしその後5人は潔白を主張し続け、別件で服役中の男が89年の事件の真犯人であると自白したことから、5人は自由の身に。ニューヨーク市との裁判の末、当時最高額の賠償金が支払われた。エバ・デュバーネイが脚本・監督・制作総指揮を手がけ、オプラ・ウィンフリーロバート・デ・ニーロも制作総指揮に名を連ねている。

逮捕時には仲間とみなされていた5人だったが、実際はお互いの顔も名前も知らず、共通点は事件が起こった時間にセントラルパークにいたということだけだった。警察の現場検証の結果から単独犯の可能性が濃厚だったにも関わらず、犯人逮捕に躍起になっていた性犯罪課の検事リンダ・フェアスタインは、“5人が実現可能”な犯行ストーリーを作り上げていく。本作では、当時、世間が彼らを見る目がいかに厳しいものだったか、5人とその家族が味わった恐怖、屈辱を残酷なまでの真実味をもって描いている。本作は、4話構成のドラマとしてではなく、ぜひ296分のひとつの映画として一気に見ていただきたい。彼らが刑務所で過ごした6~13年という取り返せない時間を、より肌で感じることができるはずだ。

■「チェルノブイリ」(全5話:Amazon Prime Videoでレンタル可能)

「チェルノブイリ」
「チェルノブイリ」

“歴史上最悪の原発事故”と呼ばれる1986年に旧ソビエ連邦で起こったチェルノブイリ原子力発電所事故の内幕を描いた、米HBOの実録ドラマ。ジャレッド・ハリスが、原発事故の調査委員会責任者を務めた旧ソビエト連邦の実在する化学者ヴァレリー・レガソフ役、ステラン・スカルスガルドが、旧ソビエト連邦閣僚会議の副議長でエネルギー部門の責任者として事故の対応にあたった実在の政治家ボリス・シチェルビナ役、エミリー・ワトソンがレガソフの依頼で核物理学者ウラナ・ホミュック役を演じた。ホミュックのキャラクターは、当時原発事故の収束に努めた複数人の科学者をモデルに作り上げられている。

原発事故により、放射性物質は西ヨーロッパまで飛散し、その後何カ月ものあいだ、人命が失われ続けることになった。本作では、極限状態に置かれた人間の勇気と行動力を描くと同時に、この原発事故が人間の無知と無責任さから引き起こされた人災であることが同等に描かれる。

■「ビッグ・リトル・ライズ セレブママたちの憂うつ」(シーズン1全7話:Amazon Prime Video会員特典対象、シーズン2全7話:Amazon Prime Videoでレンタル可能)

「ビッグ・リトル・ライズ セレブママたちの憂うつ」
「ビッグ・リトル・ライズ セレブママたちの憂うつ」

米HBOが、作家リアン・モリアーティのベストセラー小説をドラマ化。米カリフォルニア・モントレーの高級住宅街を舞台に、子どもたちの学校で起こった謎の事件を通じて、不倫、DV、レイプなど、幸せそうに見えた母親たちの抱える闇が徐々に明らかになるさまを描いた。リース・ウィザースプーンニコール・キッドマンローラ・ダーンシャイリーン・ウッドリーゾーイ・クラビッツアレクサンダー・スカルスガルドらが共演。エミー賞5冠、ゴールデングローブ賞4冠に輝くなど批評家からの評価も高く、リミテッドシリーズでは珍しくシーズン2が制作された。シーズン2では、メリル・ストリープが新たにメインキャストとして加わっている。

(映画.com速報)

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