「ウエストワールド」「マンダロリアン」、創意工夫しリモートでポストプロダクション続行中
2020年5月5日 15:00

[映画.com ニュース] 新型コロナウイルスの感染拡大の影響でアメリカでは自宅待機命令が出ているなか、「ウエストワールド」などの米人気ドラマがいかにして作品を仕上げているのか、米バラエティが報じている。
「ウエストワールド」は、作家マイケル・クライトンが監督と脚本を務めた1973年のカルト映画「ウエストワールド」を下敷きに、ジョナサン・ノーラン(「パーソン・オブ・インタレスト」)が妻のリサ・ジョイとともに企画・製作総指揮を務めるSFドラマ。西部劇の世界を再現した未来のテーマパークを舞台に、自我に目覚めたアンドロイドたちの反乱を描くストーリーで、シーズン3からは舞台を人間世界に移している。
シーズン3を全米放送中の「ウエストワールド」は、新型コロナウイルスによって全米が都市封鎖される前に、すべての撮影を終えていた。だが、VFXをはじめ複雑なポストプロダクション作業が求められるため、創意工夫で乗り切っていると製作総指揮のノーランは説明する。
アフレコは本来、役者がレコーディングスタジオで行うが、自家用車内でiPhoneを使って録音してもらっているという。「ピンチのときには、車がなかなかのサウンドブースになることが分かったよ」と、ノーランは説明する。また、通常はドルビーアトモスに対応したサラウンド記録再生方式でミックスを行うが、シーズン3に関しては設備を使用できないため、ステレオミックスで妥協しているという。「VFXもサウンドも、関わってくれているスタッフはみんな知恵を働かせて素晴らしい仕事をしてくれているよ」。
Disney+の大ヒットドラマ「マンダロリアン」シーズン2も、ロックダウン前に撮影を終えている。
「マンダロリアン」は、「スター・ウォーズ ジェダイの帰還」のあとの世界を舞台に、賞金稼ぎとして暮らす一匹狼のガンファイター(ペドロ・パスカル)の葛藤を描くドラマ。賞金稼ぎの獲物として登場する「ベビー・ヨーダ」は、その愛くるしさからたちまち人気キャラクターになった。同作は、ウォルト・ディズニー独自のストリーミングサービス「Disney+」の看板作品となっており、シーズン2は今年10月に配信開始予定だ。
アニメーション・スーパーバイザーのハル・ヒッケルによれば、 大量のVFXはすべてリモートで対応しているという。「『アベンジャーズ』のような夏の超大作は、1作につき 2000ほどのVFXショットがある。『マンダロリアン』のシーズン1には4000ほどあり、シーズン2もそれは変わらない。しかも我々は夏の大作よりも少ない時間でやっており、おまけに今回はリモートだ」。それでもヒッケル氏は、10月配信予定は必ず守ると約束している。「きちんとベビー・ヨーダを届けるつもりだよ」

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