Disney+&Apple TV+、ヨーロッパ市場に進出

2019年10月7日 17:00


Disney+も欧州作品を増加させるため 躍起になっている
Disney+も欧州作品を増加させるため 躍起になっている

[映画.com ニュース] 今年11月に全米でサービスを開始する新ストリーミングサービスのDisney+とApple TV+が、ヨーロッパ市場への進出に向けて準備を進めていると、米バラエティが報じている。

Apple TV+は、Appleが立ち上げるストリーミングサービスで、11月1日にサービスを開始。ローンチ時には、ジェニファー・アニストンリース・ウィザースプーンが共演する「ザ・モーニング・ショー(原題)」、ジェイソン・モモア(「アクアマン」)主演の近未来SF「See(原題)」など9本のオリジナル作品を独占配信する予定だ。

一方、Disney+はウォルト・ディズニー独自のストリーミングサービスで、11月12日のローンチ時には「スター・ウォーズ」世界を舞台にしたスピンオフドラマ「ザ・マンダロリアン(原題)」を含む実写ドラマ7500話、ディズニー・チャンネルのコンテンツ5000話、ナショナル・ジオグラフィックのコンテンツ250話が配信する予定だ。

先行するNetflixやアマゾンを追撃するため、両サービスはヨーロッパ市場への進出を目指しているというが、最大の懸念事項としてヨーロッパ独自の規定が挙げられる。ヨーロッパでストリーミングサービスを展開するためには、2020年末までにライブラリーの3割以上をヨーロッパ作品にしなくてはならないというものである。Netflixとアマゾンはヨーロッパのコンテンツを買い付けたり、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、スペインでのローカルプロダクションでノルマをこなそうと躍起になっている。

ロンドンのコンサルティング会社Ampere Analysisによれば、Apple TV+のローンチ時のライブラリーにおけるヨーロッパ作品の割合は6.2%で、Disney+に関しては4.7%しかないという。20年末というタイムリミットが迫るなか、両社はヨーロッパ作品の買い付けに力を入れる一方で、ヨーロッパ発のオリジナル作品の企画開発に力を入れている。

今後、米タイムワーナーのHBO Max、米NBCユニバーサルのピーコックなどの新たなストリーミングサービスがスタートするなかで、ヨーロッパにおける映画とテレビドラマの製作がますます増えることになりそうだ。

Amazonで今すぐ購入

DVD・ブルーレイ

Powered by価格.com

関連ニュース

映画ニュースアクセスランキング

本日

  1. “投資の神様”がパラマウント株で大損

    1

    “投資の神様”がパラマウント株で大損

    2024年5月10日 11:00
  2. 谷崎潤一郎原作、インモラルな関係を男女逆転「卍 リバース」「痴人の愛 リバース」 壊滅的な愛、究極のマゾヒズムの行方が気になる予告&場面写真

    2

    谷崎潤一郎原作、インモラルな関係を男女逆転「卍 リバース」「痴人の愛 リバース」 壊滅的な愛、究極のマゾヒズムの行方が気になる予告&場面写真

    2024年5月10日 18:00
  3. 髙石あかり×伊澤彩織×阪元裕吾監督「ベイビーわるきゅーれ」連続ドラマ化 全12話の完全オリジナルストーリー

    3

    髙石あかり×伊澤彩織×阪元裕吾監督「ベイビーわるきゅーれ」連続ドラマ化 全12話の完全オリジナルストーリー

    2024年5月10日 06:00
  4. 「マッドマックス フュリオサ」ファイナル予告完成! 「怒りのデス・ロード」地上波放送&日本限定入場者プレゼントも決定

    4

    「マッドマックス フュリオサ」ファイナル予告完成! 「怒りのデス・ロード」地上波放送&日本限定入場者プレゼントも決定

    2024年5月10日 07:00
  5. 実写版「耳をすませば」金曜ロードショーで今夜放送! あらすじ・キャストまとめ

    5

    実写版「耳をすませば」金曜ロードショーで今夜放送! あらすじ・キャストまとめ

    2024年5月10日 21:00

今週