新型コロナウイルスの影響で米演劇界も動画配信に進出
2020年4月22日 15:00
[映画.com ニュース] 携帯端末向けに短編動画を配信する「Quibi」や、米NBCユニバーサルの自社動画配信サービス「Peacock」など、アメリカで新たな動画配信プラットフォームが次々とサービスを開始するなか、米ニューヨークの演劇界が「ブロードウェイ・オン・デマンド」を準備していることが明らかになった。
ニューヨークの劇場街であるブロードウェイは、新型コロナウイルスの影響で閉鎖の憂き目に遭っている。そんななか、観劇できないファンと、仕事のない舞台関係者のために「ブロードウェイ・オン・デマンド」が立ち上げられることになった。
ブロードウェイ・オン・デマンドの社長兼最高経営責任者を務めるショーン・サーコン氏は、「このプラットフォームは、地理と経済的な障壁を壊し、ブロードウェイが提供するありとあらゆる感動に世界中の人たちが参加できるようにするものです」と説明している。
5月中旬にサービスを開始する予定で、オリジナルコンテンツとして、米ハリウッドのライブハウス「バーボンルーム」で「30 Days of Opening Nights」と題した生中継のライブコンサートを配信。さらに、収録された舞台の映像や教育情報、アーカイブなどを提供する予定だという。