バカとブスほど東大に行け! 阿部寛が“伝説の弁護士”演じる「ドラゴン桜2」今夏放送
2020年3月10日 04:30
[映画.com ニュース]2005年7月期に金曜ドラマ枠で放送され、社会的ブームを巻き起こした「ドラゴン桜」の続編となる新シリーズ「ドラゴン桜2(仮題)」が、今夏に日曜劇場枠で放送されることが決定。前作から引き続き、阿部寛が主人公・桜木建二を演じる。
山下智久、長澤まさみ、小池徹平、新垣結衣が出演した第1作では、倒産寸前、低偏差値の私立龍山高校にやってきた主人公の弁護士・桜木建二が、同校を超進学校に生まれ変わらせるべく、生徒とともに奮闘する姿を描いた。「1日16時間勉強法」を徹底し、物理の公式の実践、卓球やトランプをしながらの計算といった“桜木メソッド”も話題を呼び、実際にその勉強法を実践し、大学受験で合格を勝ち取った学生も多かったという。
続編の原作は、週刊漫画誌「モーニング」(講談社刊)で18年から連載中の「ドラゴン桜2」(著:三田紀房氏)。前作ドラマの原作「ドラゴン桜」(03~07年連載:講談社刊)の10年後を描く物語が展開する。続編制作の背景にあるのは、19年度で廃止した「センター試験」、新たに発表された「大学入学共通テスト」の存在があった。「大学入学共通テスト」の注目すべき点は「知識量の多さを問う問題より、知識の使い方や思考力・表現力を問う問題が多くなる」というもの。誰もが初めて受けるテストであり、受験1年目の現役生にも不利にならない“誰しもが平等に勝負できる機会”であることから、続編の制作が決定したようだ。
阿部が演じる元暴走族の弁護士・桜木は、前作で龍山高校を退職し、弁護士として私立大学の経営指導をするべく各地を転々としている。そんな彼が、龍山高校へと舞い戻ってくることに。偏差値30の学校ながら東大合格者を出した同校だが、桜木が去った後は下降の一途を辿っていた。桜木が、その窮地を救うべく、再び龍山高校からのオファーを受けるといったところから、物語が動き出す。
15年ぶりに桜木に扮することになった阿部は「この15年で受験生や学校を取り巻く環境は大きく変わりました。当時の常識が、今は通用しません」と説明。「そんな現代においても、バカとブスほど東大に行け!と、ひとつもぶれることなく生徒を指導する桜木の姿を信じています。今作も桜木なりの最短距離なやり方で、東大合格に挑んでいきます。ぜひご期待ください」とアピールしている。
一方、原作者の三田氏は「『ドラゴン桜』新作ドラマをお届けできることを、とても嬉しく思います。今の時代はITやSNSをフルに活用した勉強の仕方となり、受験の世界は15年前と比べて激変しています。それでも、子供たちが目標に向かって懸命に努力する姿は変わらない。何が変わり、何が変わらないのか、パート1と見比べるのも面白いのではないでしょうか。日曜日の夜、ご家族ご一緒に楽しんでいただければ幸いです」とコメントを寄せている。
「ドラゴン桜2(仮題)」は、TBSで今夏の毎週日曜午後9時から放送開始。なお、本日より、動画配信サービス「Paravi」にて、「ドラゴン桜」の全話独占配信がスタートしている。
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